犬や猫を飼っている人は多い一方、どうしても苦手、という人もやっぱりいます。でも……飼ってみたら思った以上にかわいくなってしまう事もやっぱり多い訳で。そんな漫画がツイッターに投稿され多くの共感を得ています。

 一迅社のゼロサムオンラインにて「女子漫画編集者と蔦屋さん」を連載中の漫画家・道雪葵さんが投稿した漫画には、「動物が苦手だった人間が犬と家族になってわかったこと。 もう12年くらいの付き合いになります。」というコメントと共に飼っている犬の表情が実に豊かに描かれています。

 飲み水がなくなったら床を叩いて知らせ、「おやつ買ってきたよ」の言葉に嬉しそうな顔になったりと表情豊かだったり、ちょっとでも出かけるそぶりを見せようものなら散歩に行けると勘違いしたり。既にお散歩行った後でもまた行きたがるとか元気よね。

 家族が悲しんだり病気でダウンしたりしている時には、心配して寄り添ってくれます。そして、家に帰るだけで世界で一番喜んでくれるという大歓迎っぷり。

 漫画には共感する人が続出。「ほんとこの通り」「うちの子もそうでした!」「犬でも言葉をちゃんと理解しているって感じられる」などなど。中には最近飼い犬を亡くし、思い出して涙ぐんでしまったという人も。

 犬ってホントちょっとした事でも表情に出ますよね。筆者の実家はペットが絶えない家でしたが、犬がいた時はその表情の変化や表現が愛くるしくてちょっと何かやらかしても結局許せてしまったりってな事があったのを思い出しました。

 道雪さんは小さい頃から動物が苦手で、野犬に追いかけられて以来、犬が苦手でずっと避けてきたそうです。しかし、年の離れた妹さんがどうしても犬を飼いたい!という事でトイプードルを飼ってみたところ、今では大の犬好きに。好きな場所はドッグラン、毎月犬の保護団体に募金するまでになったという事です。

 道行さんは「最初は距離をとってたのですが、家族があまりに甘やかして無駄吠えをするようになったので子犬の躾について検索したのが始まりです」と犬好きになった切っ掛けを語ってくださいました。

 どうしても苦手を克服しないといけない状況にでもならないと、なかなか難しいものはあるかもしれません。しかし、触れてみて初めて分かるかわいさや愛しさというものは何物にも代えがたいものがあります。愛するものが多いって、素敵な事ですよね。

<記事化協力>
道雪 葵さん(@michiyukiaporo)

(梓川みいな)