「ヤサイニンニクマシマシ」と唱えると現れるのは、うず高く盛られた野菜たちが堂々と鎮座するラーメン二郎の豚骨醤油ラーメン。ラーメン界で異色の存在感を示すラーメン二郎は、全国に約40店舗を構えインスパイア店も多数生み出しているラーメン界のレジェンドです。また、そのファンはジロリアンとよばれ、まるで中毒患者がごとく足繁く店に通う人もすくなくありません。

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 そんな彼らが日清どん兵衛きつねうどんとラーメン二郎を融合させた『どん二郎』を考案し、次々と再現するファンが現れたのは2017年1月頃。
『どん二郎』は再現度が高いと評判になり、SNSには挑戦者たちの報告も続々アップされました。

 さらに、どん兵衛公式サイトがこのブームに乗って本家ラーメン二郎をオススメするサイトを作ろうと「三田のオヤジさん」こと創業者に打診するという出来事もつい先日話題になりました。「来られても面倒くせえから勝手にやってくれ(笑)」と言われてしまったんだとか。

 出来上がったのは本当にノリノリで作ったらしき「親愛なる二郎先輩へ」という手書きの長文ラブレターから始まる特設サイト。淡く夢かわいい仕様のサイトに累々と続く手書きラブレターは、その内容が“ガチ恋中の乙女”なので必読です。

 というわけで、ブームが止まらない『どん二郎』にチャレンジしてみました。

■レシピはSNSの声に基づいて

 SNSで様々な人が『どん二郎』のレシピについて物申していますが、今回はあえてこの作り方でチャレンジしてみました。 理由は、野菜にしっかりと味をつけたかったから。SNSには関東風どん兵衛のレポが既に多数あるので、今回は関西風どん兵衛を選択しています。どん兵衛には関西風と関東風があり、関西風は関東風よりやや薄味なんです。

使用した材料

1:豚こま肉50gと醤油小さじ2とみりん小さじ2をビニル袋に入れて、よく揉んで少し放置しておく。

2:1を放置している間にフライパンに牛脂を溶かし、一口大に切ったキャベツ1/4玉ともやし1袋をくたくたになるまで炒める。

牛脂を溶かす


まずはお野菜を炒める

3:2に1を入れて火が通るまで炒める。

お肉は後から

4:3に醤油大さじ1とニンニクチューブを3cmほど入れ軽く炒める。

5:どん兵衛に沸騰したお湯を入れて5分経ったら4とニンニクチューブ5cm以上をさらに盛り付ける(3分や4分経った時点で盛り付けたほうが良いという意見もありますが、あえて麺は伸び気味でいただくほうが二郎っぽいと今回は判断しました)。

盛りつければ完成

■ポイントは牛脂&ニンニク

 『どん二郎』のポイントは牛脂とニンニクです。
本来なら国産のニンニクをみじん切りにして使用するのがベストですが、いかんせん値段が高騰しているため、大量に必要である今回はニンニクチューブを使用しました。とにかくニンニクは大量に使用しますが、これが二郎たる味を再現していると言っても過言ではありません。

画像:編集部にて撮影

 そして、野菜。関東風のどん兵衛の場合は汁が濃いために茹でただけのものでも問題ないと思いますが、関西風の場合は汁が薄めであるために野菜にしっかりと味をつけていないと、あくまで野菜が乗ったニンニク臭いどん兵衛になってしまうことが想像されたのです。それゆえに、牛脂でしっかりと炒め、肉の下味と後からつける味にボリュームを持たせました。

 もともとどん兵衛の麺がラーメン二郎の麺に似ているということも『どん二郎』誕生の一因となっていますが、個人的には5分ジャストの麺でいただくよりは7分くらいの少し伸びた状態でいただくほうが二郎っぽいかなと思います。

 自宅で鍋二郎を楽しんでいたジロリアンは、ぜひ『どん二郎』で新しい二郎を感じてみてくださいね!

(大路実歩子)