ミニ四駆のライキリを「切子風」に表現するという驚きの発想で、美しいデコ四駆を完成させたのは「バディ子。」さん。真っ青なプラボディに、繊細な模様が彫刻刀で彫られています。

 「ライ切子」と名付けられたマシンには、「神センス」「美しい」などのコメントが寄せられ、絶賛されています。

 はじめは息子さんがミニ四駆をやっていたそうです。ある時、ミニ四駆仲間にマシンの美しさやドレスアップのアイデアを競う、「コンデレ(コンクールデレガンス)というものがあることを教えてもらい、その世界へのめり込んでいきました。

■ 様々なデコ四駆を作成!

 車には興味が無かったものの、「デコるのは好きだから自分にも出来そう!」と思ったのが始めた理由だといいます。以来、ミニ四駆の沼にハマったと笑うバディ子。さん。

 これまでシルバーアクセサリー風のミニ四駆や、クレオパトラがデコられた痛車風のミニ四駆、メリーゴーランドがのったミニ四駆など、コンデレのテーマにそった様々なデコ四駆を作り続けてきたそうです。

クレオパトラがデコられた痛車風のミニ四駆

メリーゴーランドがのったミニ四駆

 デコ四駆の魅力は、子どもはもちろん車に興味が無い女性でも楽しんで作れること。マシンを走らせるだけではなく、目でも楽しめるところが魅力だと語ります。たしかに今回の「ライ切子」には目を奪われました。

■ 作業した翌日は筋肉痛に……

 ライ切子を作ろうと思ったきっかけは、「そこに切子があったから」とバディ子。さん。ミニ四駆で切子っぽいマシンが作れないかと思って挑戦してみたそうです。

ライ切子を作ろうと思ったきっかけは、「そこに切子があったから」

 完成までに要した日数は約1週間。「大変だったところは彫刻刀でミニ四駆のプラボディに彫刻する所ですね!硬くて次の日筋肉痛でした(笑)」と振り返ります。それでも彫ったところが光に当たった時に綺麗に見えるか、バランスを調節しながら丁寧に作っていったのだとか。

完成までに要した日数は約1週間

 このような苦労を経て完成した、こだわり満載のライ切子。実際に走らせることも可能です。真っ青に輝くライ切子がコースを走ったら、非常に綺麗でしょうね。この目で確かめたくなります。

実際に走らせることも可能

 ライ切子の出来映えについては、「フリーハンドで彫刻したわりに、しっかりと切子っぽくなっていたので良かったです!」と満足している様子。今後もミニ四駆に興味が無い人が、「やってみたい!」と思えるようなデコ四駆を作っていきたいと意欲を燃やしていました。

<記事化協力>
バディ子。さん(@_misa_t

(佐藤圭亮)