zenly japanがTwitter上で12月3日に、位置情報アプリ「Zenly」のサービス終了日を2023年2月3日と発表しました。終了については9月に発表されており、その際には「近い将来サービス提供を終了する予定です」「具体的な日程については、必ず事前にご案内します」と告知され、終了日がはっきり知らされていない状態でした。

 今回の発表を受けてTwitter上ではサービス終了を惜しむ声や、代わりのアプリを希望する声、はたまたZenlyを使った様々な体験談などが数多く投稿されています。

 本稿をお読みの方の中にも「Zenly」を使っていた、という方は数多くいるのではないでしょうか?2015年にフランスで開発され、ユーザー数は一時4000万人という莫大な数を要していました。

 手軽に友達の居場所を知ることができ、滞在時間やメッセンジャー機能なども備え、待ち合わせなどでもテキストでやり取りをする必要がなくなるということで、人気を博しました。

 日本でもZenlyは女子高生を中心に、若者世代に非常に人気が高く、友人同士で位置を教え合うことでイベントなどでも迷わずにお互いの場所へとスムーズに辿り着ける、複数の車両で移動していてもアプリを使えばお互いが今どこにいるのかわかるなど、新しいコミュニケーション手段として利用されていました。

 中には交際相手の動向を監視するなどの少しグレーな使い方をしている利用者もいたようですが……相手に位置情報を知られたくないという利用者は「ゴーストモード」を使用することで情報を非開示にすることもできました。

 zenly japan公式Twitter上では「zenlyは今までもこれからもユーザーの皆さんを愛しています」というメッセージを掲載、このツイートに15万近いいいねと、数万のリツイートがつけられ、終了を惜しむ数多くの利用者の声が寄せられています。

 公式Twitterでは、後継のアプリとして同社が開発をしているSnapchatのマップ機能である「Snap Map」を紹介しています。Zenlyに比べてキャラクター性が強く表現された位置情報アプリとなっているようです。

<参考・引用>
zenly japan(@ZenlyJP)

(上村健太郎)