小さい子どもなら誰しもが観る、アニメやヒーロー作品。子ども時代に「雲は歩ける」「空は飛べる」と信じていた人は一人や二人じゃないはずです。

 しかしながらその純粋さが時に大けがにつながることもあります。「物語の世界と現実は違う」ということは親が早いうちに教えておかなければならない……注意喚起として呟かれたツイートに9.2万件のいいねがつき注目を集めています。

 1歳7か月のお子さんを持ついちごちゃんさんのツイートでは、職場の先輩ママさんに「最近娘がトトロや魔女宅を観るようになった」と嬉しい報告をしたつもりが一変、突然真剣な顔になり、「いい?一番大事なことを教えるの忘れないで。”人間は空を飛べない”ってことをしっかり教えるんだよ。飛び降りようとしたら本気で叱りな」と、教えられたそうです。

 さらに続けて、身体能力が高まりつつも、常識への理解が足りない2歳付近から、アニメの真似をする子が増えることも教えられたといいます。

注意喚起

 その上で、危険行為に及ぶようなことがあれば、真剣に怒る、ママが怖くてもう二度とやらない、と思わせるほどに怒ることが、命を守ることなのだとアドバイスされたそうです。

アドバイス

 実際にいちごちゃんさんのお子さんもそういった予兆があるのか聞いてみたところ、まだジャンプもできないというのに、椅子や滑り台の階段から飛び降りようとしたりするようになったそうです。

 ツイートのコメント欄でも同じような報告が多数あがり、ヒーローの真似をしている、傘をさして飛べばふわふわと浮く、箒にまたがれば空を飛べると思っている、幼少時に自分もしていた、などの体験談もありました。

 一概にアニメやヒーローものの影響だけとは言い難いものの、子どもからすると試してみたくなってしまう気持ちは分かります。だからといって見せなければ良い、という事ではなく、良いこと悪いことを教えながら一緒に楽しめることが一番なのではないでしょうか。

 いちごちゃんさんも今後について「本当に飛んでしまうと取り返しがつかないので、夢は奪わないようにしつつも、アニメやテレビを奪うのではなく、楽しんでもらいつつ、教えてあげられたらいいですよね」と語っていました。

<記事化協力>
いちごちゃん1y6m/不妊治療8年さん(@ichigo_SandM)

(清水野明香)