9月初旬に、銘菓「鳩サブレー」をスチームパンク風に仕立て、ツイッターで話題になったアイシングクッキークリエーターのホイップシュガーさんが、またまた鳩サブレーを大胆にアレンジしました!

 今度のテーマは「サイバー風」。白く塗られた機械的なボディに、翡翠色のラインが絶妙にマッチ。スチームパンク風とはがらりと変わったテーマでありながら、ホイップシュガーさんの手によってカッコよく仕上げられています。これが未来の鳩サブレー……?

 鳩サブレーアレンジの第2弾として、9月19日に公開された本作。制作にあたり、他にも廃墟、大自然といったさまざまなテーマを考えていましたが、サイバー風の作品は過去に作ったことがなかったことから、チャレンジしてみることにしたのだそう。

作業は下書きでイメージを固めるところから

 一口にサイバー風といっても、ある程度イメージの固定されるスチームパンク風とは異なり、さまざまな解釈がある中、一際目を引くのはやはりその配色。

 他にも青色、水色、黄色といった候補があったそうですが、最終的にはホイップシュガーさんのお気に入りである翡翠色をチョイスしました。実はホイップシュガーさんのSNSアイコンのキャラクターにも、白と翡翠色が使われているんですよ。

目を引く白と翡翠色の鮮やかな配色

 制作時、特にこだわったと話すのは作品の「立体感」。横から撮影しても映えるように、パーツをたくさん重ねていますが、鋭利で洗練されたデザインにより非常にスタイリッシュな印象。変形して別の形態になったとしても、何の違和感もないほどですよね。

何層にも重ねられたパーツ

 また、細い筆を用いた各パーツへの書き込みも目を見張るものがあります。制作中の様子はYouTubeで公開されていますが、その工程はお菓子作りというよりも、模型制作を行っているのではないかと錯覚してしまうほど。

まるで模型制作のよう

 スチームパンク風が大成功だったがゆえのプレッシャーも大きく、納得がいくまで試行錯誤を繰り返したという本作の出来栄えも、まさに圧巻の一言。SNSへの投稿にも前作と同じように、多くの方から絶賛の声が相次いで寄せられました。

 以前はアニメやキャラクターをモチーフにした二次創作品が中心だったホイップシュガーさんですが、最近は動物や幻獣といった作品づくりに力を入れており、今後はレシピ本や作品集を出したい、という目標を持っているのだとか。もしかすると「鳩サブレーを○○風に」もシリーズ化されていくかもしれませんね!

<記事化協力>
ホイップシュガー アイシングクッキークリエーターさん(@YuicihiroG)

(山口弘剛)