シロイルカが口から息を出して作る輪は「バブルリング」と呼ばれており、とても綺麗で名物にもなっています。

 栃木県で唯一の水族館「栃木県なかがわ水遊園」には、「バブルリング」を口から出せる飼育員がいるとTwitterで話題になっています。

 栃木県なかがわ水遊園の公式Twitterは、「うちにシロイルカはいませんが、バブルリングが得意な飼育員がいます」と紹介。

 投稿された動画には、ウエットスーツを着た飼育員が展示用の水槽の中で仰向けになり、シロイルカのように口からバブルリングを出している姿が映っていました。これは、なかがわ水遊園の新しいショーなのでしょうか?

 なかがわ水遊園の企画管理担当者に取材したところ、今回の動画は水槽の清掃作業の際の一場面を撮影したものとのこと。バブルリングを出しているのは展示担当者で、「清掃作業も終わり、お客様に楽しんでいただこうと行った」と教えてくれました。

「バブルリング」ができる飼育員

 ちなみにバブルリングは、水中で短く「ボンッ」と声を出すと作れるそうです。ひとりの飼育員が出している姿を他の飼育員たちも見て、「自分もできるのでは?」とそれぞれ挑戦した結果、今では多くの飼育員がバブルリングを習得しているそうです。

 この動画が175万回以上も再生され、8万件を超えるいいねがついたことについて、「日常の何気ない一面(飼育員のサービス精神と遊び心)をツイートしただけだったので……」と、企画管理担当者も驚いている様子。

 今回のツイートが、「多くの人に栃木県なかがわ水遊園を知ってもらい、足を運んでもらうきっかけになれば嬉しいです」と話していました。

<記事化協力>
栃木県なかがわ水遊園公式Twitter(@tnapofficial)

(佐藤圭亮)