「マンドラゴラ」をご存知でしょうか?実在する植物でありながら「人のように動き、引き抜くと悲鳴を上げ、それを聞いた人間は発狂して死んでしまう」という伝説があります。

 そんな「マンドラゴラの叫び」を「防犯」に活用した斬新グッズを、企画デザイン会社の株式会社2時(@niji_2oclock)が制作。引っこ抜くと、内蔵されたブザーのピンが抜けて、マンドラゴラの魂のシャウトが響き渡ります。

 このマンドラゴラの防犯ブザーをツイッターにて発表すると、ツイートには瞬く間に大きな反響が寄せられました。かわいいビジュアルに反し、大音量の叫びが鳴り響く「うるさかわいい」という新ジャンル。残念ながら現段階では商品化、販売はされておりませんがツイッターでの反響を受け、前向きに検討中とのこと。

 「たまたま企画を考えていたときに、マンドラゴラを引き抜く動作と防犯ブザーのピンを引き抜く動きが頭の中で結びつきました」

 制作のきっかけについてこのように話す2時の楢崎さん。マンドラゴラを引き抜くと叫ぶことは子どもの時から知っていて、自ずと生まれたアイデアなのだそう。楢崎さんの中では両者は自然な組み合わせだったので、まさかここまで反響があるとは思っていなかったとのこと。

マンドラゴラの防犯ブザーを引き抜く前
絶叫顔がキュート 引き抜かれたマンドラゴラの叫びが防犯ブザーに

 マンドラゴラのかわいいビジュアルは楢崎さんのこだわりポイント。「顔が絶妙!」といったコメントも寄せられており、多くの方の心をつかんだ模様。気になるマンドラゴラの魂の叫びについてはブザー音か、本当に叫び声がする仕様か、安全性の問題もふまえて現在検討中だそうです。

ブザーの音はどうなるのか気になるところ

 21万件もの「いいね」がつき、商品化を望む声が多く寄せられたマンドラゴラの防犯ブザー。今後の商品化の進捗は企画デザイン2時のツイッターでアナウンスがあるとのこと。もしも商品化されたら、ただかわいいだけじゃない、お出掛けの頼もしいお供になってくれそうです。

<記事化協力>
企画デザイン2時さん(@niji_2oclock)

(山口弘剛)