コロナ禍でパーティション(パーテーション)を使って営業をするお店が増えています。そんな中、遊び心たっぷりのパーティションを株式会社匠工芸が作り、販売を開始。早くも「最高です!」「欲しい!」などのコメントが寄せられています。

 匠工芸は兵庫県高砂市にあるプラスチック加工所で、RPGに出てくるような武器や小物、オーダー品などをアクリル板を加工して自社で製作しています。

 そんな匠工芸の公式Twitterは5月28日に、新商品として「飛沫防止パーティション(RPGバージョン)」(税込1万5000円)の販売を始めたことを報告。この商品を使用すると、ゲームのバトル気分で会話を楽しむことができるとのことです。

 ツイートと共に投稿された写真には開口付きのパーティションが写っていたのですが、パーティションにゲームに出てくるような「たたかう」「ぼうぎょ」「はなす」「うなずく」「にげる」などの選択肢が書かれており、中央の会話のスペースにも「どうする?」と書かれています。

 これを実際にお店などで見つけたら、ドラゴンクエストの主人公になった気分がしてワクワクが止まりませんね。「にげる」を選択して、店員さんにまわり込まれたらどうしよう……など、勝手に変な妄想をしてしまいます。

 それにしても、この商品を作った人は、いったいどんな気持ちで作ったのでしょう……。ということで、12年前からアクリル板加工の仕事をしているという匠工芸の代表・折井匠さんに、「飛沫防止パーティション(RPGバージョン)」を作ろうと思ったきっかけを聞いてみました。

 折井さんは世の中がコロナ禍になり、世界中で笑うことが減ってしまっていることが気になっていたのだとか。そこで飛沫防止のパーティションを設置しながら、少しでも笑顔を生みたいと思い、今回の「飛沫防止パーティション(RPGバージョン)」を作ることを決意したとのこと。

 しかし、完成までにはいろんな苦労があり、ある日オートバイを運転していた時、転倒して足を骨折してしまい、骨折状態で商品を完成させたそうです。大事に至らなくて本当に良かった……。筆者が回復系の魔法を使えたら全力で唱えているのですが、筆者はどちらかというと遊び人タイプ、早い回復を祈るばかりです。

 「昔のゲームのピコピコドット文字と見やすい白文字がこだわりです」と語る折井さん。最近「クスッ」と笑っていない人に、今回の商品を使ってほしいと話していました。

 さらに折井さんは、例えばパン屋さんだったら「買う」「ふくろいる」「あたためる」「クレジットカード」などの選択肢を作ったりするなど、「いろんな種類の文字のパーティションがあればもっと楽しいな……」と思っているそう。RPGバージョンの他にも、これからどんな新しいパーティションが登場するのか楽しみですね。

<記事化協力>
(株)匠工芸さん(@takumikougei)

(佐藤圭亮)