日本国内に住んでいる全ての人を対象に、国が世帯の実態を一斉に調査する「国勢調査」。

 1920年(大正9年)より5年に1度のペース実施されており、2020年は調査実施年かつ、記念すべき100年目のメモリアルイヤー。この記事をお読みになっている皆様の家庭にも、調査票が届いているのではないでしょうか。

 岩手県に住む会社員のたけまるさん宅にも、先日調査票が届き、奥様と共に記入しようとされていたようなんですが……

 「国政調査ですか!?僕がやっつけておきましたよ!!」(このあとインターネットで回答した) ※原文ママ。

 調査なのにやっつける……?と、筆者は不思議がりながら、たけまるさんがTwitterにて投稿したツイートをじっくり見てみると、そこには、一仕事終えて満足気な表情を見せるワンちゃんと共に、ビリビリに破かれた紙が散乱している様子が。

 「ウチは妻と大五郎の3人暮らしでして、この日はちょうど私が風呂に入っていて、妻も少し席を外してまして。時間にしたらほんのわずかな時間だったんですが、戻ってきたらこの有様で……」

 そう当時の状況を語るたけまるさん。この大五郎というのが、先ほど満足気な表情を見せていたワンちゃんのことなんですが、どうやら大五郎くん、たけまるさん宅に届いた用紙を見て、何かを感じて処理してくれたようです。

 この忠犬ぶりには、実際の投稿のリプライ(返信)欄でも、「さすがだいごろー殿、仕事が早い」「一仕事したあとの顔だ」「おりこうさん」「偉いぞ~」と、大五郎くんへ労いの声が多数。7万を超えるいいねが寄せられました。

 しかしながら、大五郎くんには申し訳ないのですが、実はこれは「国勢調査」の不在連絡票。そしてどうやら「国勢」を「国政」と勘違いした模様。

 たけまるさんも当初は困惑したものの、大五郎くんのあまりにもの満足気な様子が面白くなり、自身のTwitterに投稿されたとのこと。ちなみに本物の調査票は、奥様が間一髪で確保したそうです。

<記事化協力>
たけまるさん(@takemaru316)

(向山純平)