「捨てられたバインダーが、ゴミ箱の中からこっちを見てくる」--こんな謎めいたツイートをしたのはイラストレーターのM@R/めばえるさん。

 一緒に投稿されたのは、ゴミ箱に捨てられたバインダーの写真。バインダーの上の部分がゴミ箱から出ているのですが、よく見てみると金具の部分が目のように見えます。これは、たしかに見ている……。

 M@R/めばえるさんに詳しく聞いてみたところ、バインダーは100均で買ったもので、イベント出展時にアンケートをお客さんに書いてもらう時や、立ちながらメモを取る時などに使用していたそうです。

 しかし、しばらく使っていなかったこともあり、思い切って捨てることに。ぽいっとゴミ箱に入れたのでした。

 ところが直後に視線を感じたといいます。不審に思い振り向くと、捨てたバインダーに「ジー……」と見られていたとのこと。バインダーも「捨てないで……」と訴えていたのでしょうか。

 これにはM@R/めばえるさんもビックリ。こんな体験はもちろん初めて。そして、よく見てみるとバインダーが哀愁のある物憂げな表情をしているように見えたため、「写真を撮りツイートしてみよう!」と思ったとのことです。

 その後、捨てられる運命だったバインダーは、ゴミ箱から無事救出されています。今回の件もあり、愛着がわいてきたのだそうです。

 「これからは大事にしていきたいと思います」とM@R/めばえるさん。どうやらバインダーの願いが届いたようですね。

<記事化協力>
M@R/めばえる イラストレーターさん(@mar0130)

(佐藤圭亮)