人を育てるには甘やかすだけでなく、厳しく指導することも大切……それは動物の世界も同じのようです。大阪で消防用設備等の施工・点検をしている青木防災株式会社の猫社員・タマスケ広報課長が、犬社員・ハナコ警備課長を厳しく指導しているように見える写真を、青木防災の公式Twitterが投稿、話題になっています。

 青木防災の公式Twitterは7月3日、「時に厳しい指導をするのも、消防設備業に懸ける思いが強いからなんです」というコメントと共に、1枚の写真を投稿。そこには、タマスケ広報課長が険しい表情で仁王立ちし、ハナコ警備課長を叱責している(ように見える)姿が写っていました。

 タマスケ広報課長の顔もさることながら、ハナコ警備課長も後ろ姿ですが、肩をすくめているように見え、顔もうつむいている感じがして、叱られている空気を醸し出しています。たしか、青木防災ではハナコ警備課長の方が先輩だったような気もしますが、立場が逆転してしまったみたいですね。

 青木防災のツイッターを運営している中の人にお話を伺ったところ、昼過ぎくらいに青木防災のオフィスで、「2匹で睨み合い?鳴き合っている状況」を撮ったものなのだとか。昼過ぎに説教ということは、午前中の勤務でハナコ警備課長が何かやらかしたのでしょうか……。

 中の人、曰く「自分達に餌を供給する係である人間の命を守らなければ、結果的に自分たちの命も危うくなる。だから、人命を守る消防法に基づく業務が大事なんだ。それを念頭において、日々の業務に取り組むべし」と、タマスケ広報課長は言い聞かせているとのことです。にゃるほど。

 ちなみに普段は、人懐っこいが知らない人からは逃げるのがタマスケ広報課長で、人懐っこいが無駄に吠えるのがハナコ警備課長という、性格が真逆な2匹。「攻撃力はタマスケの方が上ですが、ハナコが吠えるとタマスケは怯えます……」と、笑いながら教えてくれました。タマスケ広報課長が言い過ぎて、ハナコ警備課長が爆発しないことを祈るばかりです。

<記事化協力>
青木防災株式会社【公式】さん(@aokibosai)

(佐藤圭亮)