猫を飼っている人にとって在宅勤務というのは、もしかしたら新型コロナウイルスよりも手強い相手なのかもしれません……。TwitterユーザーのPEKOさんの、心からの叫びに「これは無理」と、共感の声が寄せられています。

 PEKOさんは3月30日、自身のTwitterに「やめろっ……やめろっ……在宅勤務の邪魔はやめるんだっ……!!そ、そんな顔をしても……!!くそーっ!」と、心の叫びとも言えるツイートを投稿。そして、その投稿には2枚の写真が添付されていました。

 写真には、愛猫のヨムちゃん(メス/1歳半/雑種)が写っていたのですが、パソコンで作業をしようとするPEKOさんの腕に寄り添い、「遊ぼ?」と言わんばかりに、こちらをジッと見つめています。こんな純粋な目で見つめられたら……、先ほどのPEKOさんのツイートにも納得です。

 PEKOさんにお話を伺ったところ、この写真は数日前、在宅勤務中に撮ったものとのこと。「(在宅勤務の時は)常にこんな感じです。仕事や、趣味の漫画を描いているときも必ずこんな感じで『かまって~』と遊びに来ます」と話してくれました。

 この投稿には、1万件以上のリツイートと、約4万件のいいねが付き、「あー、これは無理ですわ」「諦めるしかないですね」「猫飼いに在宅勤務は無理!」など、多くの“お手上げ”コメントが寄せられています。

 しかし、そうは言っても仕事は待ってくれません。PEKOさんに、こうなった時の対処法を聞いてみると「机の横に布などを敷いて『居場所』を作ってあげます。そうすると、しぶしぶそっちに行ってくれることがありますが、どうしようもない時(納期前で切羽詰まっている時など)は、心を鬼にしてどかします」と教えてくれました。

 ヤンチャで好奇心旺盛なヨムちゃんをどかすことは、相当大変なことですよね。しかも、あんな目で見つめられたら……。鬼にした心も、すぐ元に戻ってしまいそうです。

 そんなPEKOさんですが、人気マンガ「弱虫ペダル」にはまったのをきっかけにロードバイクにも情熱をそそぐようになり、ついには4年に1度フランスで開催される「パリ・ブレスト・パリ」という1200kmを走る過酷なサイクリングイベントの2019年大会にまで参加。しかも完走してしまったという激レアさん。

 参加当時(2019年8月18日)、出走することを現地フランスからTwitterで報告したところ、「オタクの情熱を極めるとこうなるのか」「腐女子が偉業達成」などなど大きな話題となりました。

 ちなみに帰国後には、それまでをまとめた同人誌「腐ったオタクの自転車ライフ」も発行しています。そういえば、「去年凄く話題になった人だよな!」と思い出したかたは、この機会にぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

<記事化協力>
PEKOさん(@ab_peko)

(佐藤圭亮)