猫は自分のお気に入りの場所に陣取ることと、自分が一番快適な場所を陣取るに長けています。寒さが増してきたこの頃、どうやらノートPCのキーボードの上が丁度いい様子の猫にネット民が注目しています。

 「こんなに100%使えないことってありますかね…」とぼやきつつその様子をツイッターに投稿しているのは、ゲームミュージックやアニメ作品の音楽など、数多くの作曲を手掛けている深澤秀行さん。仕事用の機材が並ぶデスクの真ん中に置いたノートPCのキーボードの上には、ドーンと寝そべり、左側に置いた物を枕にしつつそこはかとなくアンニュイな表情の猫氏。

 よく見ると、キーボードの上をすっぽり覆っているどころか、体が若干はみ出しています。デカい……。

 続くツイートでは、「ちなみにレコードも聴けません…」とぼやきが入りつつ、レコードプレーヤーの上で、のしっとカメラ目線で陣取っている猫氏の姿。実はこの2匹は保護猫兄弟。キーボードの上に乗っているのは7歳のアントン君(6.4kg)、レコードプレーヤーのカバーの上にいるのは、小鉄君(7.7kg)の兄弟。大柄兄弟です。

 この2匹の様子に、「これが使用率100%か(CPUとは言ってない)」「構う以外許さないという強い意思を感じる…」さらには、「猫型のキーボードカバーですね(混乱」などといった反応が。

 確かに、もっふもふカバーが掛けられているといってもつい頷いてしまいそう……。2匹とも毛並みが若干長めなので、モフみがあってよいのですが、いかんせん、場所的に問題が……。

 ノートPCのキーボードって程よく排熱しているんですよね。側面にファンが付いていても、フル稼働させるとキーボードもじんわりとした熱を感じます。丁度いい温かさなんでしょうけど、アントン君が100%以上キーボードを埋め尽くしているのでPCもそのうち悲鳴を上げやしないかちょっと心配に。6.4kgをどかすのも一苦労しそうです。

 そして小鉄君。7.7kgの重さだけど、その透明なプラスチックカバーは耐えきれてくれるのかな?重さに負けて小鉄君がカバーを踏み抜いたりしないか、こちらもちょっと心配。そっと乗ってくれる分にはまだ耐えられそうですが、下からジャンプして飛び乗ったりされた日には……。

 大柄兄弟だけに、かまって欲しい時の圧がなかなかに凄そうですが、寒い時はつま先の上に乗ってもらえたり、あんか代わりにお布団に入ってもらうと温かさもひとしおでしょうね。腕枕となると腕が大変なことになりそう。筆者宅の猫4kgも腕の上にお腹まで乗ってきて寝ていたりするので、起きたら完全にしびれています……。温かさと引き換えにしなければならないもの、猫も人間も同様にあるといっていいのでしょうか……。

<記事化協力>
深澤秀行☆猫奴☆HideyukiFukasawaさん(@eicheph)

(梓川みいな)