新型コロナウイルス感染拡大によるマスク不足解消のために、2020年4月に政府より国内全世帯に配布されたガーゼマスク、通称「アベノマスク」。ただし、配布された時期にはすでに量販店でマスクの品切れが解消されていたこともあり、実際に届いたものの使わずにしまいっぱなしという方も多いのではないでしょうか?

 そんなアベノマスクがついに日の目を見るときが来たのかもしれません。ツイッターユーザーのあかみこ7mさん(@7m52025761)がアベノマスクを赤ちゃん用の保冷グッズにリメイクし、子育て中のパパやママたちから注目を集めています。

 赤ちゃん用の保冷グッズは通常赤ちゃん用品店などで販売されており、抱っこひもに取り付けたり、直接背負わせたりして子どもの熱中症対策に使われています。それをマスクで作ってしまおうという今回のアイデア。白いガーゼマスクが赤ちゃんらしさを引き立て、背負う姿が何ともかわいらしいですね!

アベノマスクにこんな活用方法があったとは!

 作り方は耳にかける紐をゴム紐に取り換え(赤ちゃんの大きさによってはそのままでも使用可)、保冷剤を入れるために内側のポケットの下側を縫い付けるだけで完成。アップリケなどで外側を好きなようにアレンジできるのも良いところです。

 アベノマスクを背負わせる、というアイデア自体はもともとあかみこさんが利用している子育て支援センターの先輩ママさんたちが、名札として使用していたのを見て保冷剤をいれるのにちょうどいいなと思い制作してみたのだそう。

 実際に使用したところ、赤ちゃんは特に嫌がるそぶりもなく、快適そうにしているとのこと。

 使用するにあたり、もちろんマスクは保冷剤を入れることを前提として作られていないので、子どもが冷えすぎないように様子を見ながら使うことや、そのまま仰向けで寝かしたりすると保冷材の中身が出てしまう可能性があるなど、十分注意しながら使用したいところです。

 とはいえ安価で済み、作り方もカンタン、見た目もかわいいと良い事尽くしのアイデア。ツイートには「早速真似させてもらいます~!!」「リュックのようにマスクを背負った後ろ姿が可愛すぎます!」などの声が寄せられ、多くの方がアベノマスクの活用方法を絶賛。

 夏はまだまだ始まったばかり。自宅に眠っているアベノマスクがあれば、赤ちゃんの暑さ対策にこのアイデアを試してみても良いかもしれません。 

<記事化協力>
あかみこ7mさん(@7m52025761)

(山口弘剛)