子どもが頑張ったご褒美といえば何を思い浮かべるでしょうか?宿題が終わったらおやつが食べられる、ゲームができる、テストで高得点がとれたらお小遣いが貰えたり欲しいものが買ってもらえたりといったところでしょうか?

 SNSに投稿されたのは、一風変わったご褒美で頑張る8歳の男の子のエピソード。この投稿に「やってみたい」、「なんて素敵!」、「バディ感が出ていい」といったコメントが寄せられています。

■ ママとのハンドシェイクのために頑張る息子

 投稿者は、漫画家でイラストレーターのむぴーさん。「宿題めんどくさ~い」、「やりたくな~い」という息子さんに、「2行ごとにハンドシェイクやってあげるから頑張って」とむぴーさん。

 むぴーさんの家では、「漢字の書きとりを2行したらハンドシェイクができる」という謎ルールがあるそうです。

我が家の謎ルール

 ハンドシェイクは、シンプルなものと昔お姉さんがホームステイ先で覚えてきたという少々複雑なものが1セット。ママとのハンドシェイクのために頑張る息子さんは、時には10行の書きとりをためて、ハンドシェイクを5セットまとめてしまうこともあるのだとか。

我が家のハンドシェイク

 「はぁ、本当は1文字ごとにやりたい……」と言いながらも宿題を頑張る息子さん。一方で、6歳と2歳のお子さん達にもハンドシェイクをせがまれるむぴーさん。「いったい何が君たちをここまでハンドシェイクに駆りたてるんだ……」と心の中で呟くむぴーさんなのでした。

漢字書きとりのご褒美はハンドシェイク

■ 「高校受験の時にも有効だといいな」

 家族で楽しいことをするのが大好きだというむぴーさん発案のこの謎ルール。自分で提案したものの、長男のノリノリ具合に「え、本当にハンドシェイクだけでいいの??そんなたくさんの宿題をするモチベーションになるの?!」とびっくりしているとのこと。

 同時に、「小学3年生で最近ちょっと反抗的になってきた長男ですが、なんだか可愛いところもあるんだなぁ」、「いつまでハンドシェイクをご褒美に勉強してくれるのかなぁ……高校受験の時にも有効だといいな」とも思っているそうです。

 むぴーさんは、SNSやブログにイラストを投稿する他、作家としても活動中。CCCメディアハウスより出版された著書「いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト」には、家族でやったら楽しいことが集約されており、「お金がないと何して遊んだらいいかわからない」という人におすすめとのこと。むぴーさん一家のクスリと笑える体験レポもイラスト付きで掲載されています。

<記事化協力>
むぴーさん
X(旧Twitter):@mupyyyyy 
むぴーofficial blog:むぴーのおうち 

(一柳ひとみ)