今年、緊急事態宣言が発令された春先、STAY HOMEということで新しく在宅趣味を始めた方も多いかと思います。
そんな私もキーボードを引っ張り出し、30年ぶりにピアノ練習を始めました。30年ぶりと言っても、中学生の時にほんの3ヶ月ほどピアノ教室に通った程度です。あの時習った曲は、もはや一つも弾けない…。
始めた動機は「自分の好きな曲を弾けるようになりたい」ただそれだけです。誰かに教えるわけでもなく、自分だけが楽しめればよいと。なので理論やコードなどの知識はほどほどに、初級~中級程度の楽譜を買いあさりました。
楽譜が…読めない!
30年前とは大違いで、今ではYouTubeで基礎からレクチャーしてくださる先生方がたくさんいらっしゃいます。
指使いはある程度覚えてはいたので、後は指トレーニング動画や好きな曲の演奏を視聴しつつ、いよいよ楽譜と向き合うことに!
しかし…楽譜が読めん!
パッと見て、「この音符は鍵盤ではどこの位置なのか」を把握することに時間を喰らいます。
「音符シール」を鍵盤に貼ってみる
余りにも楽譜の把握に時間がかかってしまうため、禁断の「音符シール」を貼ってみることに。
「音符シール」は、鍵盤に直接貼ることで直感的に楽譜の音階を把握できるスグレモノ。
ただし、これは諸刃の剣です。頼りすぎると、いつまでたっても楽譜が読めなくなりますよ…。
直感的に楽譜と鍵盤を行き来できるので大変便利ではある。
明らかに楽譜の習得が早くなりました。
さらにYouTube動画で音の大小・長短を確認しつつ反復練習!それなりに弾けるようになってきた。
電子ピアノを調達!
ある程度弾けるようになってくると、それなりにキーのタッチや音にこだわりたくなる。キーボードでは物足りない!速攻で電子ピアノを調達しました。
中古品だけど重厚な電子ピアノがほしかったので購入!
ピアノが届いた!しかし…問題発生! 今まで音符シールに頼ってきたおかげで、鍵盤の音符位置がまた分からなくなってしまう…。
購入したばかりの電子ピアノに音符シールを貼りたくないので…模索することに!(ちゃんと音階を覚えれば良い話だが)
鍵盤シートを自作することに
いろいろ検討した結果(ちゃんと音階を覚えれば良い話だが)、自作の鍵盤シートを作ることに決定! 「音符シールが無いと弾けない!」という事態を回避したいのです(ちゃんと音階を覚えれば…)
エクセルで音符データを作成 |
鍵盤データも作成 |
プリントして切り分け |
鍵盤データに貼っていきます |
完成!後は貼り付けるだけ |
どんどんズレていく… |
しかし…鍵盤同士の隙間の計算が甘くてズレてしまいました。もっと分割して適度に隙間を広げないとズレていく。
もう面倒なので、Photoshopを使って音符データと鍵盤データを作成することに…!
Photoshopで鍵盤データを作成 |
エクセルから直接コピー&ペースト |
ようやく完成!見た目はよくないが要件定義はOK
見栄えはあまり良くないが、適度に隙間を設けたのでズレずにいけました。自分だけが使用するので直感的に分かれば問題ナシ!見たくなければ見ずに済みます。
そして練習に戻る
紆余曲折を経て、ようやく練習へ戻ることに!音階を覚える時間をこのシートの作成時間に当てました。結果、音符シールの無いピアノでも弾けるように!
昔から弾けるようになりたかった「戦場のメリークリスマス」「アヴェ・マリア」「G線上のアリア」を練習中!
はっきり言って楽譜丸暗記です。
今の自分にはそれでもよいかと。そのうち大きな壁にぶち当たるのだろうが…。
目的は「弾きたい曲を弾く」ただこれだけでしたので!
以前、7年かけて「ラ・カンパネラ」を習得した「海苔漁師のおっちゃん」を拝見しました。練習法もスゴいのですが、やっぱり情熱なのだなぁと。