こんにちは。鉄砲蔵です。第十三回目となる今回は僕が年に3回、元旦の初詣、春のさくらフェスティバル、終戦記念日の戦没者追悼と参拝している靖国神社についてレポートします。

その中から今回は3月27日土曜日に訪問したさくらフェスティバルについて。


皆さん、靖国神社というと好戦的な、右翼団体の軍国主義の危険な組織と考えていらっしゃる方はいませんか?僕も初めて訪問する前はそう考えておりました。でも「事実は脚で見てこよう。」です。

とにかく自分の目で確かめようと10年ほど前に訪問を決心。実際に行ってみたところ政治団体はいたにはいました。ですが彼らは文句一つ口にせず黙々と神社のゴミ掃除をし、至って穏やかに政治スローガンを訴えておられました。まぁ、確かに拡声器の音量はかなり大きめでしたが、驚異には感じませんでした。そんなこんなで毎年戦没者を悼み、帰還兵の方々とも色々お話を伺うなど靖国神社を活用しています。

神社境内の大部分はフツーのでっかい神社ですよ。

さて、気を取り直して今回のさくらフェスティバル。来てみるとすごい人出と屋台の数。今にして思えば小泉政権時代の辺りから靖国神社って混雑し始めました。良きにつけ悪しきにつけ影響の大きな政権でしたから、その辺りから政治の関心が高まり、靖国神社も関心を集めたのでしょうね。

境内のお土産屋。春爛漫の雰囲気です。またこれも小泉政権時代から登場し始めた閣僚シリーズのお土産菓子もありました。
閣僚シリーズは秋葉原でもこの靖国神社でも流行です。

次に見つけたのは仮設の店舗で売られている七輪。まだ売っていたんだな~。昔はサバイバルゲームのセーフティーゾーンでこれで火を焚いて餅とか焼き鳥なんか焼いて昼飯のおかずにしたもんだ。扱いづらさはあるものの、火力も持続力もありますよ。

次にニュース、天気予報でおなじみ、境内の標準木。この時一見したところ5分咲き位。日本家屋の舞台と組み合わせだといかにも日本の花って感じですね。

遊就館内のゼロ戦とその武装の20mm機関砲。大きさがわかるように比較対照の携帯電話を置きました。ゼロ戦って軽量化のために大幅に耐久力を妥協した反面12.7mm機関銃とこの20mm機関砲の2セットで強大な攻撃力を発揮した戦闘機でした。

さらに奥へ進むとこのような落ち着いた空間も。屋台と敷物のブルーシートがひしめき合う賑やかな場所が苦手な人にはここが良いかも知れませんね。ここでのんびり過ごしていらっしゃるご老人の方も大勢いらっしゃいました。

靖国神社に毎年来てみて思うのは、決して軍国主義の道具というわけでは決してなく、街宣車が来て騒ぐのも終戦記念日と元旦ぐらい。それ以外は静かな環境です。半ば公園のような場所ですね。
今にして思えば神社って昔は街の公園のような存在だったように思えます。宮司さんに聞いてみると、公園としての用途も構わないそうです。

▼靖国神社
https://www.yasukuni.or.jp/
▼鍵主工業 七輪、炭火コンロ製造販売
https://www.kaginushi.co.jp/

(文・写真:鉄砲蔵)