求人検索エンジン「Indeed (インディード)」の日本法人Indeed Japan株式会社が、11月19日が「国際男性デー」であることにちなみ、「職場における男性特有の困難や障壁に関する調査」を実施しました。

 調査によると、半数以上の男性が職場において「男性であるがゆえの困難」を経験していることが判明。そのうちの約8割がその困難によって仕事やキャリア、働き方に影響を受けていることがわかりました。

 本調査は、全国の20歳〜59歳の男性正規雇用者2500人を対象に、10月20日から10月23日にかけて行われたインターネット調査。

 職場での女性の不平等の解消、男女平等への取り組みが取り沙汰される一方で、内閣府男女共同参画局が実施した「令和4年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究」によると、男性にも性別による決めつけや役割分担など無意識の思い込みがあることがわかっています。

 職場において「男性特有の困難を経験したことがある」と回答した人は全体の54.6%。具体的には、「肉体的にハードな仕事をさせられやすい」、「長時間労働をさせられやすい/断りづらい」、「家庭より、仕事を優先すべきだという空気感を感じる」などの項目が挙げられています。

経験した困難

 また、困難を経験したことがある男性のうち、79.7%の人が仕事やキャリア、働き方に影響を受けたと答えています。

困難による影響

 最も多かった項目は「プライベートを犠牲にした」の47.1%。次いで「身体や心の調子を崩した」、「家事や育児、介護等の家庭参加を犠牲にした」となっています。

働き方への影響

 他にも「休みが取れず、妻がワンオペになってしまう」、「家族の時間を失っている」、「男性の総合職なら常に昇進・昇格を目指すべきという上司からのプレッシャー」などの意見や、「男なら力があるはず」、「男性なのに育休を取るのか」、「男性だから転勤は可能だろう」、「女性よりも仕事をして当然」など、男性であるがゆえに受けた言葉や発言が寄せられています。

自由回答

 また、職場において、同僚など「他者が体験した困難」を見聞きしたことがあるかを尋ねたところ、46.8%の人が「見聞きしたことがある」と回答。

困難の見聞き

 そのうちのほとんどの人が「変わってほしい/変えるべきだと思う」と感じているものの、80.9%の人が「会社や職場で問題として認識されていないと思う」と答えています。この結果から、男性特有の困難が表面化し、変わって欲しいと感じる人が多いにも関わらず、職場で問題として認識がされていないことが考えられます。

90.7%の人が「変わってほしい/変えるべきだと思う」と感じている

 次に、困難を経験した、もしくは見聞きしたことがある人に「何らかの行動を起こしたか」と質問したところ、「誰にも相談しなかった/何もしなかった」と答えた人は55.4%。「相談しづらい」、「波風を立てたくない」、「批判されそう」、「どうせ何も変わらない」などが理由に挙げられています。

困難を見聞きした時の行動

 困難解消のために職場に求めることは、1位が「長時間労働の是正」、次いで「ワークライフバランスの推進」、「性別による決めつけや役割分担の押し付けを解消する取り組み」という結果に。企業には、長時間労働の是正など柔軟な働き方や、男女が公平に働くことができる職場づくりが求められていることがわかりました。

困難解消のために職場に求めること

 今回の調査を通じて、職場での男性特有の困難を明らかにし、社会がその解決に向けて取り組むことは、男性のみならず、結果として労働市場における女性の不平等の解消にもつながると考えられます。
 
情報提供:Indeed Japan 株式会社