5月31日にマクドナルドより、平成バーガーと称して「たまごダブル」「焙煎ごま えびフィレオ」「ジューシーチキン ブラックペッパー」の3種類が復活販売されました。

 平成を謳歌した筆者にとっても懐かしい商品ではあるのですが、平成と言えば「もっと他にも復活しても良い商品があるんじゃないの?」という声がSNSではチラホラ。

 今回はそんな懐かしい平成を振り返りつつ、「平成バーガー」も最後に試食してみます。

■ 平成バーガーとは

 「平成バーガー」とは、平成の頃にマクドナルドで発売されていた人気商品につけられた名称。今回登場したラインナップは「たまごダブル」「焙煎ごま えびフィレオ」「ジューシーチキン ブラックペッパー」と、どれも懐かしい商品ばかりとなっています。

 たしかに、そういえばあの頃発売されていたな……と思える商品ばかり。実はこれらが発売された平成当時の筆者は、まさにマクドナルドでアルバイトをしていました。もちろんこれらハンバーガーも作っていました。

 が、しかしマクドナルドの熱心なファンの声をSNSなどで見てみると、別のとある商品の復活を期待する声がありました。それは「マックポーク」。「マックポーク」は2007年に発売されていた商品となります。

 ではあらためて、今回紹介する以下3商品の発売時期を見てみましょう。

「たまごダブル」:1998年(平成10年)
「焙煎ごま えびフィレオ」:2006年(平成18年)
「ジューシーチキン ブラックペッパー」:2009年(平成21年)

 と言う感じで、「たまごダブル」だけ妙に古く2000年代以前のもの。そう考えると、その他2商品が2006年以降に発売されていることもあり、2007年の「マックポーク」が入っても確かにおかしくないのかもしれません。

 ただ、それ以前に言いたいことがあります。まず今回のプロモーション用のポスターをみていただきたい。

平成バーガーのポップ

■ プロモーションは1996年~2000年をイメージ?

 ポスターに写っているモデルは池田エライザさん。そして、彼女が扮しているのは“おそらく”手前左から広末涼子さん、安室奈美恵さん、浜崎あゆみさん、奥左は後藤真希さんで、奥右は篠原ともえさんかブラックビスケッツ「Timing」時代のビビアン・スーさん。もしかしたらミックスさせているのかもしれません。そして最背後にいるのは1990年代後半カルチャーを象徴する「コギャル」、といったところ。

平成時代のうつりかわり

 そもそもTV放映されている平成バーガー新CMでは浜崎あゆみさんが1999年にリリースした「Boys & Girls」が採用されています。そして安室奈美恵さんのファッションをまねたブーム「アムラー」と、キャッチコピーとして使われている「チョベリグ」は、1996年流行語大賞トップ10入り。

 ポスターのヘアバンドをつけた広末涼子さんオマージュは恐らく1996年発売の写真集あたりを参考にしています。モーニング娘。に後藤真希さんが加入したのは1999年で、篠原ともえさんのシノラーブームは1996年~1999年とされ、ブラックビスケッツの「Timing」発売は1998年。

 つまり「平成バーガー」のプロモーションが再現している年代は、平成といっても2000年代ではなく、1996年~1999年代としぼりこめます。

 ちょうど音楽CDの世界では「8cmシングル」から「12cmマキシシングル」に入れ替わる時期。2000年以降は「12cmマキシシングル」が主流となっていきます。ちなみに「マックポーク」は2007年ですので、もう少し先の「平成」。ちなみに「Boys & Girls」はマキシシングルですが、浜崎さんにとっても初となっています。

 こんな他の時代背景もあり、個人的には若干の違和感も。「たまごダブル」は1998年で「8cmシングル」時代でOK。しかし、「焙煎ごま えびフィレオ」は2006年。「ジューシーチキン ブラックペッパー」は2009年で、もう少し先の「12cmマキシシングル」時代の「平成」となります。

 完全に余談ですが、その頃発売されていたCDで、大きな話題となったグループといえば、今ではおなじみのハロプログループの「モーニング娘。」。1998年にインディーズデビュー・シングル「愛の種」を発売し、5万枚を売り切りめでたくメジャーデビュー。現在まで続いている長寿アイドルグループです。

平成の思い出(8cmCD)の中身

 なんでアイキャッチ画像が「モーニング娘。」の愛の種なのか、という理由はここにあり、わかっていただける方には思わず「ニヤリ」とする点です。

 話は少しそれましたが、一旦戻して……そんな時代を象徴するバーガーをあえて選ぶのであれば、ファンからは復活の声が多い「レタペパ(1998)」および「ポテピリバーガー(1998)」あたりだったんじゃないかなぁ、と個人的には思います。というか推しておきます。

■ 平成のバイト時代の思い出とともに、「たまごダブルマック」を食べる

 さらに「コギャル」が流行っていた時代の「平成」を、平成ガチ勢としてもう少し語らなければなりません。

 筆者は当時「マクドナルド」のバイトに明け暮れ、朝8:00~のエコー(事務所に搬入をする作業)。そしてそのまま朝のシフト。しばらく休んで、昼間には店内に搬入&グリルもしくはカウンターというまさに鬼のようなスケジュールを組んでいました。

 そして当時クルー同士のコミュニケーションは、現在のような「スマホ」や「LINE」といったツールはなく、写真は「プリクラ」。

平成の思い出、プリクラたち

 連絡先は自宅の電話番号(固定電話)などを交換して、「手帳」に記すという超アナログな手法。連絡方法ではほかにも「ポケベル」を使っていましたが、当時NTTドコモのCMにはそれこそ「広末涼子さん」が出演。少しあとには若者世代にも手がとどくPHS(通称:ピッチ)が登場しますが、それでもバイトで小遣いをまかなう身にとっては月々料金さえ高く感じるものでした。

平成の思い出、連絡先の交換

 ちなみに普通の携帯電話はその少し後から連絡手段の主役に。ただしそれでも通話料がバカ高く長電話には不向きでした。うっかり人と長電話しようものなら、翌月目が飛び出る額の請求書に震えたものです(普通に数万単位で来た)。そんな時代を知っているからこそ、現在のように全てが「スマホ」に集約され、本体代は別として「今のように安い使用料金の時代」がくるとは夢にも思いませんでした。

 長い前置きと思い出話はさておき、いよいよ実食。

 今回発売された3種類の中で、もっとも「平成バーガー」としてふさわしいのは、やはり1998年に発売された「たまごダブル」ということになるのでしょう。

 「たまごダブル」(元たまごダブルマック)は、玉子とハンバーガーというシンプルながら王道の構成。「月見バーガー」と何が違うんだ!?という疑問もありましたが、ソースが異なっていたり、ミートが2枚あったりと、結構違います。

 そんな当時発売されていた「たまごダブル」を、時代を超え久々に食べてみます。一体何年ぶりぐらいなのでしょうか。

たまごダブルマックのパッケージ

 久しぶりすぎて細かい味は忘れてしまいましたが……恐らく四半世紀ぶり!久々に「平成」バーガーを実食。

 うまい。そして懐かしい、チョベリグー!

たまごダブルマックをあけたところ

 ということで「マクドナルド」さんには、この「平成バーガー」をぜひ第二弾として続けていただき、「レタペパ」および「ポテピリバーガー」の復活を願いたい。

 いや、ガチ平成組からのツッコミを受けて発売!なんていう展開はもう想定済みですよね!わかってますよ!

<参考>
平成の大人気商品が再び!3種類のバーガーが5/31(水)から期間限定で登場!
※画像は「いらすとや」より

(たまちゃん)