素性不明のストリートアーティスト「バンクシー」の正体がついに判明?壁にアート作品を描き、その場を立ち去る様子がツイッターに投稿されたようです。

 この日、壁に書かれたのはどうやらテキストを用いたアート。あまり時間を掛けずに描かれたであろう作品からは、ただならぬ芸術性を感じます。そして撮影された写真に写っている人物は……幼児の後ろ姿?

  ……と、ここでネタばらし。この写真に写っているのはもちろんバンクシーではなく、ツイッターユーザー「ことだま」さんの1歳になる息子さんで、壁に絵を描いていたところを母に見つかったため、慌てて逃げているところでした。

■ 壁に絵を描いたのは初めてだった息子さん

 普段からお絵かきが大好きな息子さんですが、今回のように家の壁をキャンパスにしたのは、実は今回が初めてのこと。

 当時は朝起きてすぐの時間帯。ことだまさんが朝食の準備をしていた時で、いつもはテレビをつけて見せているそうですがこの日はたまたまつけておらず。手持ち無沙汰になった息子さんはクレヨンを持ち出し、サッと壁に作品を描いたようです。

 あまりにも大胆な行動に、ことだまさんはさぞかし怒り心頭……かと思いきや「親としては記念すべき瞬間でした(笑)」と、怒るより感心の気持ちの方が大きかった模様。

 穏やかな性格で、好きなことに静かに集中するタイプ、という息子さんから、年頃の男の子らしさが垣間見え安心した……といったところなのかもしれません。

■ 幼児期特有のアート作品は、何物にも代えられない価値が

 壁に描かれたものが一体何であるのかは、ことだまさんや息子さん本人にもわからないそうですが、思うままにクレヨンを走らせた線はたしかに、1歳ごろのこの時期特有のものとして大変貴重な思い出。

 投稿から数日が経った現在も、このクレヨンアートは消されずそのままの状態にしてあるとのこと。ことだまさんにとっては、バンクシーの作品よりも価値を感じる作品であるようです。

<記事化協力>
ことだま1yさん(@eeto_un_

(山口弘剛)