小学生時代の一大イベントである「林間学校(宿泊学習)」。人によっては初めての外泊になり、ドキドキしながら参加したという方もいると思います。

 そんな林間学校について、先日編集部にてこんな話題が上がりました。「今の子どもたちはテントで宿泊しないらしいよ(九州出身)」。

 実は筆者も生まれも育ちも鹿児島という生粋の九州人。子どもの頃の林間学校と言えば、カレーを作って、キャンプファイヤーしてテント泊が鉄板だと思っていたのですが……これってもしかして地域性や世代でも意見が分かれるのかな?

 編集部のツイッターアカウントで簡易アンケートを取ったところ……個人的に予想していなかった意外な結果となりました。

 簡易アンケートは「小学生時代の『林間学校』ではどこに宿泊しましたか?」という質問に対し、「テント泊のみ」「自然の家やホテルなどの部屋泊のみ」「1日目がテント泊、2日目が部屋泊など両方」の回答を用意。短い期間ながら、合計301票もの投票が集まりました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

林間学校イメージ(写真:おたくま経済新聞)

■ 「テント泊なし」が圧倒的多数

 個人的には、「テント泊」経験者が多く集まるだろうという予想でしたが……何と「自然の家やホテルなどの部屋泊のみ」が8割以上を占める結果に。

 寄せられた声を見てみると、バンガローやコテージで宿泊したという意見もあり、多くの方が屋根付きの施設内で友人らとの夜を過ごしたようです。

 一方の「両方」や「テント泊のみ」はそれぞれ一割にも満たない票数となり、圧倒的少数意見となりました。

 これには他の編集部員からも「そんなはずでは……」という驚きの声が。「テント体験は林間学校とは別枠でした」「子供の多い(一学年200人以上)時代だったからテントじゃ無理だったでしょうね(昭和生まれ)」といった声も寄せられるなど、やはり世代や地域によっても実施内容が異なる模様。

たき火(写真:おたくま経済新聞)

■ テント泊の有無は地域ごとに特色があるのかも

 また、北海道や沖縄に住む方からは、「そもそも林間学校はなかった」という声も。これは意外や意外。他県からやってくる生徒の宿泊先としては人気を博しているようですが……それぞれで小学生時代を過ごした方に絞って聞いてみれば、また違った回答比率になるかもしれませんね。

 個人的には意外な結果に終わった今回の簡易アンケート。どうやら全国各地でさまざまな特色があるようです。

 社会人になってから知り合った、職場の同僚や友人との話のタネにしてみると、面白い発見があるかもしれませんよ。

(山口弘剛)