ツイッターに投稿された、ティアドロップ型のきれいな宝石の写真。その輝きについつい見惚れてしまいますが、2枚目の写真を見てびっくり。なんと手のひらより大きいではありませんか!

 そのサイズの秘密は、3枚目にてネタばらし。実はこの宝石、革で出来たポーチなんです。革製品と聞くと、無骨で渋いイメージがありますが、こんなにも美しい作品になるとは。

 作品を制作したのは、「Tokkuri Craft」の田口さん。今作以外にも、宝石をモチーフにした革製品を多数ハンドメイドしており、通販サイトにて販売を行っています。

Tokkuri Craftの作品

 田口さんが宝石をモチーフにした作品を作り始めるようになったのは、およそ2年前から。多くの革製品がある中で、できるだけ他の人と違うことをしようと考えを巡らせ、アイデアを閃いたものなのだそう。

 しかし、思い付いたからと言って、実際に作れるかと言えばそれは別の話。なんでも田口さんは以前3DCGを制作する仕事に従事しており、その技術を活かして作品の型を制作しているのだとか。立体的な形状の秘密はここにあったようです。

立体的な造形に注目

 加えて、宝石のようなグラデーションはエアブラシを用いて丁寧に着色。より立体的に見えるように明暗をはっきりさせ、カッコよく、美しく仕上げられています。ジッパー部分には革のベルトが付いていたり、中の広さも十分に確保されていたりと、利便性も十分と言えるでしょう。

中の用量もたっぷり

 本作は、依頼を受けて制作した作品とのことで、現在は購入することは出来ませんが、今後若干のリニューアルを経て通販サイトにて販売を行う予定であるとのこと。まるで本物の宝石のような革のポーチを持ち歩けば、注目を集めることは間違いなさそうです。

<記事化協力>
Tokkuri Craft@革で宝石作りさん(@TokkuriC

(山口弘剛)