ツイッターに、ある夫婦の結婚式の写真が投稿されました。投稿者はこの結婚式の新婦で、東京ヤクルトスワローズファン歴4年のチャイコさん。新郎は阪神タイガースファン歴19年。

 野球ボール風の招待状に、ユニフォーム型の席札、プロ野球選手名鑑風のプロフィールブックなど。随所にプロ野球テイストが散りばめられています。

■ 細かい箇所まで再現されたこだわりのペーパーアイテム

 招待状に同封されたチケットは、「全席指定」や「試合開始」の文字が並び、結婚式の案内が野球の観戦チケット風に表現されています。結婚式当日には、受付でチケットをもぎるところまで再現したそうです。

野球ボール風の招待状

招待状に同封されたチケット

 席札は、ユニフォームをかたどった物。他球団が好きなゲストには、それぞれが好きな球団の席札を用意したとのこと。

ユニホーム型席札

 一番大変だったというプロフィールブックには、席次表や2人のプロフィール、ゲストの紹介などが全24ページにわたり掲載。表紙もさることながら、プロ野球選手名鑑さながらに作られたゲスト紹介ページなど、中身の再現度にも驚くばかりです。

ゲスト紹介ページ

中身の再現度にも驚くばかりです

■ ペーパーアイテムはデザイナーである新婦の手作り

 このペーパーアイテムは全て、デザイナーであるチャイコさんの手作り。家で保管しているプロ野球選手名鑑や観戦チケットを何度も見返しながら作成したそうです。

 苦労した点を聞いてみると、「印刷の都合上24ページにまとめないといけなかったので、何を入れるか、どこを削るか考えるのが大変でした」など、プロらしい答えが返ってきました。

こだわりが詰まったプロ野球ファンの結婚式

 制作期間中は、掃除や洗濯などの家事を担当してくれたという新郎。別々の球団を応援する2人ですが「2021年の首位争いのときは、夫婦間でピリピリ」だったものの、彼が温厚な阪神ファンのため、ケンカになることはほとんどないそうです。

■ 他にもプロ野球ファンならではの演出が

 ペーパーアイテムの他にも、それぞれ好きな選手のユニフォームを羽織って登場したり、バルーンリリース時には、阪神戦でお馴染みの「ラッキーセブン」の曲を流したりなど、プロ野球ファンならではの演出を取り入れたとのこと。

 友人手作りのウェルカムボードには、球団マスコットの「つば九郎」と「キー太」を抱えた新郎新婦がデザインされています。

友人手作りのウェルカムボード

<記事化協力>
チャイコさん(@cyaico_ys

(一柳ひとみ)