コロナ禍だった頃に比べ、入国規制も緩和され日本にくる観光客も増えてまいりました。それと同時に問題となるのが、日本と海外での文化の違い。

 日本人が海外に行く際に感じる「ギャップ」は、逆に海外からくる外国人も感じているはずです。今回はそんな海外の人が感じた、とあるギャップについて海外掲示板「Reddit」で話題になっていました。

■ 「日本では毛むくじゃらな腕や足の人をどう見ているのか教えて」

 投稿された内容は「僕の毛むくじゃらな腕や足が(たぶん)揶揄された件について」

 「こんにちは、日本では毛むくじゃらな腕や足の人をどう見ているのか教えてください」と質問しています。どうやら投稿者(男性)は、体の体毛が濃い模様。ただし、それに関しては今まで悩んでいたことはなく、むしろそれが普通だと思っていたといいます。

 続けて「私の国では、毛の濃い男性が短パンやシャツを着るのは普通。当然腕や足から毛が見えています。それは、日本でもおなじかと思っていました」と説明。

 しかし、日本に来てあるとき電車の中で、横に座った見知らぬ年配の男性から「恥ずかしくない?どの国から?」(原文まま)と言われたそうです。しかも着替えるためにトイレに行くまでしつこかったのだとか。

 その日の投稿者は運動用の短パンをはいていたとのこと。恐らく足から体毛が見える状態だったのでしょう。また、当時の状況も説明されており、その日は短パンやシャツを着ている人は他にも沢山いたそうなので、彼だけ季節違いの格好をしていた、というわけではなさそうです。

 そこで思いついた原因が「もしかしたら、私が毛を剃っていなかったからかも」。確かに職場で「毛深いね」と言われることがあったそうですが、それまで深く考えることはなかったそうです。

■ 声をかけてきたおっちゃんにデリカシーがなかっただけ

 投稿者の毛の量がどれほどかはわからないのですが、投稿が事実であれば、声をかけた男性に「デリカシーがなかっただけ」だと感じます。日本人でも外国人でもいくら毛深いからといって、体毛についていきなり指摘するなんて聞いたことがありません。

 日本人にも毛深い男性は多くいますし、短パンをはくこともあります。そしてそれが見えてしまうこともよくある話。

 中には「体毛の濃い人」が気になる人はいるかもしれませんが、ただその状態について「恥ずかしくない?」と聞くのは、失礼の極み。言ってきたおっちゃんこそ「失礼な人だった」可能性が高いと考えます。

 この投稿には日本人含む多くの人からコメントがよせられています。

「電車で一人変な奴に会ったんだろう……考えすぎないでね」
「見知らぬ人に何か言うのはおかしいと思う」
「電車の中で変なおっさんがいるようにしか聞こえない」
「クロップトップやショートパンツなど結構見かけますよ」

 など、投稿者を擁護する書き込みが見受けられました。一方で、別の視点で以下のような推察もあるようです。

「口説かれていたかもしれませんね」
「あなたにゾッコンだったのでしょう」

 なるほど、確かに仲良くなりたかった……可能性もなきにしもあらずだけれども、言っていることはやはり失礼。「多様性」の時代ではありますが、見知らぬ相手にしつこくされたら、誰もが恐ろしく感じてしまうことでしょう。

■ 日本では毛深くても問題ないよ!暑い日には短パン、Tシャツ、楽な服着てね!

 ということで、この件で筆者が思う結論&投稿者への質問に対する答えは「日本では毛深くても問題ないよ!暑い日には短パン、Tシャツ、楽な服着てね!」ということです。

 ドレスコードのある場面(ビジネスシーンや、特定のパーティーなど)ではスーツ着用などが求められますが、他の人がTシャツ短パンがOKな場面なのに「毛深い人は着用NG」ということはありません。その点、日本を訪れる外国人の方には安心していただきたいものです。

<参考・引用>
Getting mobbed for my (male) hairy arms and legs (maybe)
※イラストはイラストACより(イラストAC/プクさん

(たまちゃん)