2023年はミスタードーナツの「フレンチクルーラー」が発売されて50周年。さらに「ポン・デ・リング」が20周年、「飲茶」が30周年など記念すべき年となっています。そこで「ワッ!」と驚かせるサプライズを企画。第1弾として3月22日に放送されるテレビCMで菅田将暉さんが山下達郎さんの「ドーナツ・ソング」をカバーしています。

 「ドーナツ・ソング」は、1996年にミスタードーナツのCMソングとして書き下ろされた曲。テレビCM「今年のミスドはワッ!」篇では、その曲に合わせて周年を迎えたポン・デ・リングの20周年企画「白いポン・デ・リング」や、「フレンチクルーラー」「飲茶」の記念商品が発売されることを紹介する内容となっています。菅田将暉さんの「ワッ!」と驚く表情も印象的です。

テレビCM「今年のミスドはワッ!」篇

菅田将暉さんの「ワッ!」と驚く表情も印象的

 3月22日より、ミスタードーナツの店内BGMとして「ドーナツ・ソング covered by 菅田将暉」が使用されます。「ドーナツ・ソング covered by 菅田将暉」が店内で流れる時間は、ミスタードーナツの公式ホームページで確認が可能です。ただし、店舗の設備によっては店内でBGMを流していないところもあります。

 今回の企画について山下達郎さんも「この歌の舞台だった渋谷公園通りのミスドは残念なことにもうありませんが、歌の中では美しい想い出となって生き続けています」とコメントを発表。さらに菅田さんが歌うことにより、「ドーナツ・ソング」に新しい命が吹き込まれてよみがえったといい、「自分もこれでまたライブで演れます」と語っています。

 今回の撮影では、箱の中のおいしいサプライズに嬉しそうに驚く菅田さんの表情を強調するために、撮影した映像をスローモーションで再生できるハイスピードカメラを使用。菅田さんはモニターで自分の演技を確認する際、スロー再生で徐々に変化していく表情を見て、「めっちゃ驚いてる~」と無邪気に笑っていたそう。

 「ポン・デ・リング」の発売が開始された頃、菅田さんはまだ10歳。地元にある1号店によく行き、「ポン・デ・リング」ばかり食べていた時期もあったといいます。その後、いろいろなバリエーションが出たものの「なんだかんだで、やっぱりシンプルな『ポン・デ・リング』を一番食べている気がする」とのこと。

「ポン・デ・リング」の発売が開始された頃、菅田さんはまだ10歳

 「飲茶」もよくセットで食べていて、学生の頃は担々麵が好きだったのだとか。「飲茶」とドーナツ3個、もしくは「D-ポップ(現在は「ドーナツポップ」という名称で販売)」を学校終わりに食べたり、休日に家族で出かけたりする時に食べていたそう。少しお茶でも……と軽い気持ちでお店に行ってドーナツと飲み物を注文しても、誰かが担々麵や飲茶系を頼むと、「つられて『僕も!』」とつられて追加していたそうです。

「飲茶」が30周年

 「フレンチクルーラー」と「オールドファッション」の2強のイメージだったという菅田さん。「フレンチクルーラー」は食感が好きで「他にない」「あっという間になくなる」と絶賛。「50年売られているって本当にすごい」と驚いていました。

「フレンチクルーラー」は食感が好き

 今回のCMにちなみ、最近「ワッ!」と驚いたことについて聞かれると、「武道館のライブでステージに立った時の気持ちは、まさに驚きの感覚だった」と回答。人の視線や声が降ってくるような感覚があり、初めての経験だったそうです。

 CMで歌った「ドーナツ・ソング」は「歌詞がすごい」と菅田さん。本当にミスタードーナツのための歌詞という印象で、「お店に訪れる人のムード」や「人とドーナツとの距離感」のようなものが書かれていることに、歌ってみて初めて気づいたそう。

 実際に歌ってみると、今までの自分の歌には無い歌い方だったので、見当もつかない感じで「全部難しかった」と告白。仮歌の印象では明るくハッピーな感じなのに、自分の声だと重い話のようになってしまうので、非常に苦労したといいます。

 苦労を経て完成した「ドーナツ・ソング」について菅田さんは、「しっかり聴いてもらうというよりは、ちゃんと溶け込んで、なじんでくれることを願っています」と語っていました。

情報提供:株式会社ダスキン

(佐藤圭亮)