ツイッターで一風変わったアクリルキーホルダーが話題になっています。それはなんと力こぶを作り、膝を軽く屈伸させた人間の四肢のみがプリントされているというもの。

これをモノにかざしてみると……一瞬にして元気みなぎる姿になりました。今にも動き出しそうな様子は、見ているだけで明るい気持ちになりますね。

この「なんでも元気になる四肢」キーホルダーの制作者は、芸大生の「八羽」さん。制作した作品をSNSで発信したり、マルシェなどのイベントで販売するなど、クリエイターとしても積極的に活動を行っています。

今作のアイデアを閃いたのは、時計を眺めている時に、文字盤や針が顔のように見えたことがきっかけ。「これに手足が生えていたら生き物みたいになるのかな……」と考えたことから制作がスタートしました。

はじめは紙をラミネートをした簡易的なものでした

とは言え、はじめは遊び半分な気持ちもあったようで、コピー紙をラミネートしたもので完全に自分用として楽しんでいましたが、色々なモノを元気にしているうちに徐々に楽しくなり、アクリルキーホルダーにして持ち歩けるように改良。これをSNSで発表すると、大きな反響が寄せられることとなりました。

なんでも元気にしてしまうアクリルキーホルダー 個性あふれる作品に爆笑

ちなみに、プリントされている四肢は、なんと八羽さん自身の手足なのだとか。ムキムキマッチョでいかにも元気!という雰囲気でなく、すらっと細長い手足でポーズを決めているという、どこか健気さを感じるところも、高い評判に一役買っていそうです。

なんでも元気になる四肢

今作は大学のイベント等で販売が行われ、購入者からは早速身の回りの物を元気にした様子がSNSに投稿されています。また、八羽さんのネットショップでも販売されていますが、本稿執筆時は品切れ中。現在は予約注文を受け付けています。

おすすめの使い方について伺うと「せっかくキーチェーンがついているので、外に持ち出して、散歩しながら標識やマンホールや自然物、犬など日常の何気ないものを元気にしてくださると本望です」と回答。アイデア次第でさまざまな使い方が出来そうですね。

「誰かの話のたねになるようなもの」を創作のポリシーとしている八羽さん。今後の活動にも注目です。

<記事化協力>
八羽さん(@aoiwa_88)

(山口弘剛)