世間はクリスマスシーズンに突入、街のイルミネーションが華やかな今日このごろ、皆様はいかがおすごしでしょうか。そんな中、毎年悩んでしまうのが「クリスマスのディナーは何にしよう?」ということ。

 定番で人気なのは「ケンタッキーフライドチキン」ですが、ちょっと奮発して「フランス料理のフルコース」なんてものも良いですね。とはいえ、昨今の価格高騰のあおりをうけ、なかなか財布の紐も硬い……。そこで考えてみたのですが、思いつく商品がありました。「すき家」のとあるメニューなのですが、アレならいけるかも?

 もちろん「すき家」には「クリスマスのディナー」というメニューはありません。しかし、とある商品をクリスマス風に仕立て上げることは可能です。それが「チキンカレー」の、「チキン」のみ。

すき家店舗

 実は「すき家」では「チキンカレー」のチキンを、11月30日から「炭火焼きほろほろチキン 単品」として単品販売を行っているのです。

 この時期なぜチキンを単品販売しだしたのかイマイチ謎でしたが、クリスマスシーズンになってようやく謎が解けました。勝手にそのように解釈しているだけですけど……。

 注文できる「チキン」は3種類あります。「炭火焼きほろほろチキン(330円税込)」「シチューソース炭火チキン(390円税込)」「ファイヤー炭火チキン(390円税込)」です。ちなみにすき家のメニューの中では「おかず・おつまみメニュー」にカテゴライズされています。

 今回はせっかくなのでその3種類を食べ比べて、クリスマスのディナーになるか検討していきます。

■ 炭火焼きほろほろチキン

 まずはシンプルに「炭火焼きほろほろチキン」から。

炭火焼きほろほろチキン(330円税込)

 炭火焼きの焦げ目、鼻から抜ける香ばしい香り、スプーンでほぐせるほどの柔らかいチキンが非常にまろやかで美味しいです。実は、ナイフを用意していたのですが、ナイフは不要。そのままフォークでほぐして食べられます。

スプーンでほぐせるほどの柔らかいチキン

 ただし「カレー味」。もちろんスパイシーで美味しかったですが、やはり「チキンカレー」対応用という名残であるという点は、払拭できません。とはいえ、スパイシーな食べ物に抵抗がないお子さんなら、子どもこそ食べやすい商品なんじゃ?と考えます。

■ シチューソース炭火チキン

 続いて「シチューソース炭火チキン」。

シチューソース炭火チキン(390円税込)

 「炭火焼きほろほろチキン」に、ミルキーな味わいがカレーをまろやかにするシチューソースをかけて仕上げたものです。ただでさえ「ホロホロ」なのに、シチューのミルキーさが相まって更にとろけそうなイメージではあります。

 さっそく食べてみると……「カレー味のチキン」+「シチュー」という、ありそうで無かった異色の組み合わせ!辛さとミルキーさがマッチして、なんとも美味い!本当にこれ1つで「ディナー」として成立してしまうのではないでしょうか。

「カレー味のチキン」+「シチュー」

 そして文字通り、チキンがより「ホロホロ」しているので、食べやすさ満点。「炭火焼きほろほろチキン」よりもシチューソースがかかったぶん、お子さんにも食べやすそうです。

■ ファイヤー炭火チキン

 最後にこの商品「ファイヤー炭火チキン」。

ファイヤー炭火チキン(390円税込)

 「辛いものが苦手なお客様や、お子様はご注意ください」という注意書きがあるので、めちゃくちゃ辛いことが予想されますが、食べてみると……。

 辛い。本当に辛い。冬真っ只中であるのに、体中から溢れ出る滝汗。熱さというより、辛さでハンパない汗が吹き出る。これはたしかに子どもには向きませんね。

「辛いものが苦手なお客様や、お子様はご注意ください」という注意書きがある

 もちろん辛い物好きであれば、喜ばれる商品であるには間違いありません。ちなみにふりかかっている赤い物体は「ガーリック・唐辛子」のすきや特製フレーク。チキン自体の味が「カレー味」なので、当然ながら相性は抜群です。これも好みによりますが、クリスマスのディナーとして使えそうです。

■ 「クリスマスチキン風丼」にアレンジしてみた

 せっかくなのでクリスマスのディナー風にアレンジしてみました。やはり「すき家」といえば「丼」でしょうということで、ごはんのうえにチキンをのせて「クリスマスチキン風丼」の完成!!!と張り切って紹介したいところですが、本稿準備中になんとすき家から「炭火焼きほろほろチキン牛丼」シリーズが発売されてしまいました。牛丼+炭火焼きほろほろチキンという商品です……。

 ま、それはいったん置いといて。オリジナルでつくってみた「クリスマスチキン風丼」。見栄えを重視するのであれば、赤い特製フレークがかかった「ファイヤー炭火チキン」が映えるだろうということでのせてみました。やはりクリスマスは見た目の「華やかさ」が重視され「映えるかどうか」が肝になりそうですからね。

■ ディナーに使うなら普通に平皿に盛り付けたほうがいい

 そんなこんなでやってみた結果……うーん。映えるかなぁ。という見た目。想像通りの以上でも以下でもありません。もしクリスマスディナーとして採用するならば、普通に平皿に野菜なども添えて盛り付けた方が映えそうです。

「クリスマスチキン風丼」にアレンジしてみた

 ちなみに、チキンの脚をアルミホイルで巻きたくなるところですが、チキンが「ホロホロ」と崩れてしまうのでやめたほうがいいでしょう。

 ということで「すき家のチキンはクリスマスディナーにイケるのか!?」。筆者としては有りだと思います。盛り付けさえ工夫すれば、より豪華に見せられるのではないでしょうか。購入しやすさ&価格帯からして、気軽に「おひとり様用」でもよし、一工夫して「家族用」でも活用できそうです。

(たまちゃん)