ご家庭でステーキを焼く際、意外と難しいのが焼き加減。単純なようでいて、生焼けになったり、逆に焼きすぎて固くなったりと、一様に火を通すのは大変です。

 ちょっとした工夫で、お手頃価格のお肉でも柔らかジューシーに焼き上げるテクニックを、「袋のラップ」ことアイラップの公式Twitterが教えてくれています。

 アイラップを活用することから「アイラップステーキ」と名付けられた、失敗なく柔らかに焼き上げるレシピ。アイラップ公式Twitterの担当者さん(以下「アイラップさん」)にうかがうと、これはローストビーフの低温調理法をヒントに、試行錯誤して完成させたのだとか。

お手頃価格の輸入肉(岩谷マテリアル「アイラップ」提供)

 まずはお買い得価格の輸入肉を常温に戻し、下味をつけてアイラップ(ない場合は「湯せん可」と表示されているポリ袋)に入れます。

下味をつけてポリ袋に(岩谷マテリアル「アイラップ」提供)

 続いて鍋にお湯を沸かし、お肉の入った袋を投入。鍋底にお肉が触れないよう、お皿などでカバーしつつ湯せんをしていきます。お湯の温度は、沸騰している状態で大丈夫、とアイラップさん。

「湯せん」がポイント(岩谷マテリアル「アイラップ」提供)

 ツイートで紹介したレシピでは「5分」としていますが、これは結構厚みのあるお肉(目視で1センチ強)を使っていたためとのこと。厚さによって火の通り方が違うので、薄い場合は2〜3分など、時間の調節が必要です。火を通したら、いったん冷めるまで放置。

 今度はフライパンに油を引き、仕上げに焼き目をつけていきます。好みの焼き目が両面についたら完成です。

 この「アイラップステーキ」、これまでにも何度かツイートされているのですが、アイラップを作っている岩谷マテリアル株式会社の社長さんも目にして、挑戦したことがあるんだそう。「『自宅でやって、美味しかった』と感想を述べていました」とアイラップさんは話してくれました。

 注意点として、低温調理となる場合は食中毒リスクが高まるため、筋切りは厳禁。最終的に焼いてしまう表面はともかく、肉の内部に雑菌が付着する機会を作らないようにすることが大切です。

 先に中まで火を通し、最後に表面に焼き目をつけるだけなので、無駄に肉汁が流れてしまうことなく、ふっくらジューシーに仕上がるアイラップステーキ。何度か作ってみて、好みの加減を見つけておくと良さそうです。

<記事化協力>
岩谷マテリアル株式会社「アイラップ」公式Twitter(@i_wrap_official)

(咲村珠樹)