だんだん冬が近づくにつれ、手足の冷え性に悩まされる方も増えてくるこの頃。実は身近な台所用品が「あったかライフ」に役立つんです。警視庁警備部災害対策課の公式Twitterが、アルミホイルを使った足先の冷え防止法を伝授しています。

 このライフハックを伝授している警視庁警備部災害対策課公式Twitterは、普段から身近なものを使った防災知識を発信しています。今回はアルミホイルを活用し、カイロなどほかの熱源を使わず冷えがちな足先を温める方法です。

 まず、アルミホイルで怪我をしないよう靴下を履いた状態で、足先を包むようにアルミホイルを巻き付けます。巻き付けたら足の形に沿うよう、少し押さえてフィットさせておきましょう。

 その上から、別の靴下を重ね履きするだけ。こうすることで、単に靴下を重ね履きするよりも足先が温まるのです。

 ポイントは「輻射熱の反射」。足から出る輻射熱(赤外線)をアルミホイルで反射させ、外に出にくくしているのです。保冷バッグの裏地にアルミホイルが貼られていたり、災害時に使う保温ブランケットが銀色や金色をしているのと原理は同じです。

 この方法はあくまでもアルミホイルを代用(目的外使用)するものなので、そのまま靴を履いて歩き回るとアルミホイルが細かく裂け、脱いだ時に取り除くことが大変になってしまうことも。屋内であまり動き回らない時、また災害時にじっとしている時などに使うようにするといいでしょう。

 アルミホイルは結構有能で、体全体が冷える時は下着の上から腹回りに巻きつけると同様に温かくなる、というアウトドアのライフハックもあります。裏表で効果はそれほど変わらないので、頭の隅に覚えておくと役立ちそうです。

<出典・引用>
警視庁警備部災害対策課公式Twitter(@MPD_bousai)

(咲村珠樹)