最近のパソコンは小型化が進んでいて、1円玉を3枚並べたサイズのPCも見かけるようになりました。超小型PCをタブレット菓子のケースに入れた写真がTwitter上に投稿され、その絶妙なフィット感に「もともと、そういうサイズで設計されているのでは」との声も。

 パソコンをタブレット菓子のケースに入れた画像をTwitterに投稿されたのは、センサーなどの設計を行っている技術者の「T.Adachi」さん。仕事で、自社製品用にケースの製造をすることもあるそうです。

 超小型PCである「ラズパイ」※が入っているタブレット菓子のケース。そこには一般的に売っているミントタブレットの商品名ではなく、「LINUX」の文字が書かれています。このコンピュータを動かすにはLINUXというOSを使う人が多いので、なるほどという納得感と分かりやすいラベルで、真似してみたいと思ってしまいました。

 ※Raspberry Pi(ラズベリーパイ)の略称。名刺サイズの一枚の電子基板にコンピュータとして最低限必要な要素を実装した、安価で購入可能な小型パソコン。英ラズベリーパイ財団が設計情報を公開しています。

 もともと、タブレット菓子が大好きで、箱買いをしているというT.Adachiさん。たまたま机の上にあるタブレットケースと回路基板をみて、インターネット上で回路ケースとして使っている人を思い出し、何となく意外なものが出てきたら楽しいだろうなと、ラズパイを入れてみようと思ったのがきっかけだそうです。

 超小型であるPCをケースに入れたことで、傷やショートの危険性がなくなり安心感があって良いとのこと。しかし、「保存用を考える場合は、金属製のケースの方が良さそうです」と注意点も語っています。

 ケースにLINUXと印刷したのは、「文字を読んでわかる人にニヤリとして頂けたら本望です(笑)」という洒落っ気でタブレットケースのラベルをオリジナル印刷してくれるところに頼んだとのこと。

 小型で持ち歩きやすい反面、紛失も多いラズパイというパソコンを、丁度いい大きさで分かりやすいタブレットケースに入れて紛失のリスクを減らす。ラベルに洒落の効いた印刷をすることで楽しい気持ちになるというアイデアに、ラズパイをよく使う筆者もついニヤリとしてしまいました。

 今後の目標としてT.Adachiさんは、現在のタブレットケースを保管用ではなくそのままパソコンのケースとして使えるように、穴をあける等の加工をしてそのまま動かすようにしたいそうです。

<記事化協力>
T.Adachiさん(@tadachi)

(戦魂)