普段は数多の玩具やコードを破壊し尽くすやんちゃ坊主な猫のテトくん。ところが、同居猫の小春ちゃんに対しては一変。まるで父親のごとく、紳士的に接します。眠りにつくときは「娘」の体が冷えないように、しっかりとハグ。赤ちゃん猫の時のように包み込めなくなってもそれは変わりません。

 クリ猫のもっちさん(以下、飼い主さん)宅には、飼い主夫婦に加え、テトくん・セナちゃん・小春ちゃんの3匹の元保護猫たちも暮らしています。テトくんとセナちゃんは2歳、一方の小春ちゃんは生後まだ5か月ということもあり、2匹にとっては血のつながりはなくても大切な「愛娘」。たっぷりの愛情を注いでいるそうです。

 「相変わらず仲良しだけど、もうあの頃みたいに包み込めないね…」

 つぶやきとともに、この日飼い主さんがTwitterに投稿したのは、テトくんが小春ちゃんを抱きしめながら眠りについている2枚の写真。“娘”の小春ちゃんが寝冷えしないよう、テトくん“パパ”が体を温めています。

 ところが、写真をよくよく見ると小春ちゃんの体のサイズに大きな違いがあります。

小春ちゃんを抱きしめながら眠りにつくテトくん。

 実は2枚目の写真は、飼い主さん宅にやってきて間がなかった6月に撮影したもの。まだ赤ちゃんだった小春ちゃんを抱きしめるテトくんを写した1枚には、当時6万を超えるいいねが寄せられました。

飼い主宅に来たばかりの2匹。投稿は6万を超える大反響でした。

 そして今回、偶然同じ構図が撮れたということで、比較用に投稿した飼い主さん。「倍以上になっていましたね(笑)」という成長ぶりですが、テトくんも本当に「もう昔みたいに包み込めないニャあ……」なんて言っていたのかも?

 ちなみにセナちゃんもまた、小春ちゃんを愛してやまない猫さん。近づいてきたらグルーミングをしてあげ、万全の受け入れ態勢を取ります。

セナちゃんも加わった3匹はまるで本当の親子のように仲良しです。

 人と猫の「両親」に育てられ、完全な末っ子気質に育った小春ちゃん。3匹の仲睦まじい風景は、Twitterに加えてYouTubeチャンネルでも紹介されています。

<記事化協力>
クリ猫のもっちさん(@senatetokoharu)

(向山純平)