猫は液体というのは世間の常識(?)だと思いますが、どんな形状にもぴったりフィットしてしまう柔軟性は、分かっていても驚いてしまうもの。

 四角いプラスチック製のボックスを覗き込んでみると、なにやらモフモフが詰まっています。もちろんこれは猫なのですが、顔はどこにあるんでしょう……?

 ボックスの中に四角くフィットしているのは、ノルウェージャンフォレストキャットの男の子、シィクくん。飼い主さんにうかがうと、これは普段、1歳になるお子さんの積み木を入れるのに使っているボックスなんだそう。

 しかし、ちょうどいい大きさの箱があると入ってしまうのが猫というもの。積み木が入っていない時を見計らって、シィクくんもよく入るお気に入りの場所でもあるようです。

ボックスに入っているシィクくん(シィク/猫アカさん提供)

 シィクくんの姿が見えなくなっていることに気づいた飼い主さん。どこにいるのか探していたところ、ボックスの形状にぴったりフィットし「四角く丸まっている」姿を発見。

シィクくんのツイート(スクリーンショット)

 あまりのフィット具合に「えっ四角い!顔ない!」と、第一印象を語ってくれましたが、これだけみっちりモフモフが入っていると、どこに顔があるか分からなくなっちゃいますね……よーく見ると、画像の左下に耳がチラッと見え、この辺りに顔があるようです。

 ボックスは割と高さがあるので、ジャンプして入る時に音がしそうなのですが、シィクくんは違うみたい。「入る瞬間を見かけたことがありますが、物音を立てずにそーっと溶けていきました」との証言も、飼い主さんからうかがうことができました。

 音を立てずにスルッと入り、中でぴったりフィットしてしまうシィクくん。まさに「猫は液体」を体現してくれているようです。

<記事化協力>
シィク/猫アカさん(@sheik_norwegian)

(咲村珠樹)