JICA「メッセージ作品コンテスト」の最優秀作品が決定 優秀作品とともに公開

 独立行政法人 国際協力機構(JICA)による「世界の人々の命、暮らし、尊厳を守るには」をテーマにしたメッセージ作品コンテストの最優秀作品が決定。10月2日に行われた「グローバルフェスタ JAPAN2022」でのステージ審査と一般投票により、決定・発表されました。

 JICAは、外務省及び特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)の共催で、国際協力イベント「グローバルフェスタ JAPAN」を開催しています。2022年は「ここからつながる世界。ともにここから創る未来。みんなが参加する国際協力」をテーマとし、10月1日、2日に東京国際フォーラムにて行われました。
  
 この作品コンテストは、「グローバルフェスタ JAPAN2022」のステージコンテンツのひとつ。フランスの大手通信社であるAFPの日本語版サイト「AFPBBNews」協力のもと、7月より作品の募集が行われていました。

 コンテストの内容は、AFPBBNewsの提供する報道記事やデータベースの中から写真を選び、同世代に向けて伝えたいタイトルとメッセージを付けて応募するといったもの。9月21日には、6作品の最終候補作品が選出されています。

世代を超えたゴミ回収

みんな幸せになっていい、法は、そのために

勉強したいだけなのに。

ウクライナ危機から難民支援の輪を広げる

 6作品のうち、最優秀作品に選ばれたのは2部門から各1作品。

「AFPBBNews 部門」の最優秀作品は、「奪われた未来-窓の外には-」と題された、窓ガラス越しに外を見つめる写真へのメッセージ作品。

 作者は、大学生で東京都在住の濵崎青也さん。受賞の驚きとともに、「今後日常の会話としてどう取り組んでいくのか」、「輪を広げていくようなかたちでメッセージを伝えていければ」とコメントしています。

 「AFPForum 部門」の最優秀作品は、ぬいぐるみを抱く少女の写真をメッセージで表現した「突如奪われた日常」。受賞した尾形巴さんは、同じく東京都に住む大学生。「いくつになっても学び続けるということを大事にしていきたい」と語っています。

突如奪われた日常

 なお、最優秀作品、優秀作品はWEBサイトにて公開。10月5日~11月6日の期間中は、JICA 地球ひろばにて一般公開されています。

情報提供:独立行政法人 国際協力機構(JICA)