さまざまな模様をした練り切り和菓子の猫さんたちが、「箱いっぱいに詰められた猫和菓子」と、Twitter上に動画で紹介され80万回以上再生されています。

 美しい木箱の中に並べられた、「ねこたま」と名付けられた猫さんたち。すべて手技のみで仕上げているため、個体差があってなんとも愛らしい表情です。

 薯蕷(じょうよ)練り切りという素材を使用しており、生クリームのような滑らかな生地の中には、こし餡がたっぷり詰まっています。

秋田の工芸品である木箱を使用

ふたを開けるとかわいい猫たちが

 この和菓子を作ったのは、栃木県真岡市にある和菓子店「御菓子司 紅谷(べにや)三宅」店主の三宅正晃さん(以下、三宅さん)。

 紅谷三宅の通信販売では、癒やしの練り切り「ねこたま」をはじめ、数々の可愛らしい商品が販売されていますが、そのどれもが在庫切れという人気ぶり。三宅さんによると、「季節によって種類は変わるので、通販ではゲリラ販売等をお待ちいただく形となります」とのこと。

 ちなみに、三宅さん自身はシンプルな白猫と黒猫が一番のお気に入りで、店頭では三毛猫が人気だそうです。狙いの猫ちゃんに出会うのはなかなか難しそうですが、こんなにもかわいい練り切りがズラッと並んでいたら、どれから食べるべきか迷ってしまいますね。

 なお、今回のねこたま詰め合わせセットについては、今後の販売予定や期間は未定。器には秋田の工芸品である木箱を使用しているため、もしも販売するとなれば価格は12000円ほどで検討しているとのことでした。

<記事化協力>
和菓子職人 三宅正晃さん(@beniyamiyake)

(清水野明香)