「初見ですが、息を呑む凄さ」「デッカ!」ツイッターにて、次々に驚きの声が寄せられているのは、”ごく普通の会社員”だという浩輔友杉さんのつぶやき。

 あわせて投稿された写真を見てみると、そこには自宅の庭と思しき場所とは少し不釣り合いな、巨大スケールの戦艦「アーガマ」の姿が。たしかにこれは、叫ばずにはいられません。でっかー!!

 「アーガマ」といえば、「機動戦士Zガンダム」および「機動戦士ガンダムZZ」に登場した、主人公らの母艦。かの「ホワイトベース」を彷彿とさせるスマートな外見に加え、劇中における数々の激戦を戦い抜いた活躍もあり、人気、知名度共に高い戦艦です。

アニメそのままの出来栄えにびっくり

 そんなアーガマを、なんと100分の1スケールというビッグサイズで再現した友杉さん。実は、過去に「ホワイトベース」や「ムサイ」といった、作中に登場した戦艦を100分の1スケールで制作した経験があり、その流れを考えると、次はアーガマ、というのは必然と言えるかもしれません。

友杉さんが制作したホワイトベース

 しかし本当の理由は、友杉さんの地元、岡山県で10月9日に開催されるホビーイベント「おかホビ2022」に参加するため。過去の開催時にはホワイトベースやムサイも、目玉の大型展示として出品され、他の方が作ったプラモとあわせて大迫力のジオラマとなりました。今回もこうした試みに加え、ムサイともあわせて展示される予定で、エゥーゴVSジオンという夢のコラボが実現するそうです。

過去の展示の様子

 未完成の状態で試しに屋外で組み立ててみた、という今回のツイート。友杉さんは制作中の様子をたびたびツイートしてきましたが、やはり外で撮影するとよりその大きさが際立ちます。全長約4メートル、高さ1メートル50センチ(台込み)という大きさは、一緒に写っているワゴンカーにも引けを取りません。

車にも引けを取らないほどのスケール感

 しかも、今作にはカタパルトや艦橋が可動するギミックも搭載されています。このために設定資料やアニメーションを研究したという熱の入りようで、実際にカタパルトからMSが飛び立つ様子を見ると、かのOP映像が脳裏に浮かび、胸が熱くなってしまいます。

カタパルトや艦橋が可動する仕様

 現段階での出来栄えについては「4作目ということで、作成技術は向上していると思ってます」と、おおむね満足といった様子。しかしどうやら、まだまだ追加したいことがあるようで、おかホビでの展示が終わった後も、さまざまな改修を行う予定なのだとか。

 インタビューの最後に、「見に来て頂いた人に、何らかの感動を感じて頂けたらそれで十分だと思ってます」と、おかホビへの意気込みを語った友杉さん。今回も見た人が思わず足を止めてしまう、イベントの目玉になることでしょう。なお、おかホビ2022の見学には事前予約が必要となります。

<記事化協力>
浩輔 友杉さん(@pkavUBbJPJFYIA0)

(山口弘剛)