「こってり」や「あっさり」でお馴染みのラーメンチェーン店「天下一品」。その味もさることながら、一度見たら忘れられない特徴的な郊外店舗の外観を、なんとレゴブロックを用いて表現した作品が、ツイッターで注目されています。

 赤と黒を基調とした建物から、看板に書かれた「天下一品」の文字とロゴも忠実再現。それだけにとどまらず、なんと内装までも作り込まれています。

 作品を制作したのは、ツイッターユーザー・ヤキメシさん。幼少時にレゴに親しんで以来、大人になってからインターネットやSNSで見た世界中のレゴビルダーの作品に感銘を受け、6、7年ほど前から再び趣味で制作を始めるようになりました。

 レゴブロックといえば「作れないものはない」と言われるほど、制作自由度の高いおもちゃですが、ヤキメシさんは実在するチェーン店や車、建設機械等を再現する作風を得意としており、過去にも「餃子の王将」や「ドミノピザ」「ヤマザキパンのトラック」と、他ではなかなか見られないであろう作品を制作してきました。

餃子の王将

ドミノピザ

 そんなヤキメシさんが新作のモチーフに選んだのが、自身もよく足を運ぶという、今回の「天下一品」。今作も過去の作品に負けず劣らずの素晴らしい作品ですが、特にこだわったと話すのは「天下一品の看板」とのこと。

 「レゴの様々な形状の部品を駆使して、いかに再現するかが自分にとってのハードルでした。実際そこがやっぱり難しいところなんです」と語るように、筆書きの文字をブロックで再現するのは、非常に骨の折れる作業であったようです。

ブロックで文字を書くのは難しい作業だった模様

 しかしながら、そうした試行錯誤の甲斐もあり、筆文字独特の「とめ・はね・はらい」を忠実に再現。もちろん、それだけにとどまらず、駐車中の車や、店内にて注文したラーメンを待つ男女、ラーメンを運ぶスタッフまでも制作されるなど、今にも動き出しそうなライブ感のある作品に仕上がっています。

特徴的な店舗外観を完全再現

今にも動き出しそうなミニフィグたち

 「これまでも似たようなテーマで色々と作ってきたのですが、天下一品は以前から挑戦したかった題材なので今回完成できてよかったです」と、制作後の感想を語るヤキメシさん。

 今後も外食チェーンの外観を再現した作品にはチャレンジしていくとのことでした。

<記事化協力>
ヤキメシさん(@y_akimeshi)

(山口弘剛)