ハンドメイド作家のアルポコルコ(alpocolco)さんは、主に動物をモチーフにしたメルヘンファンタジーなオリジナル羊毛フェルト人形を作っています。「ふわふわであたたかい雰囲気を持つフェルトに魅了されています」とその魅力について語ります。

 先日は、自身が在住している北海道の「エゾタヌキ」をモチーフとした新作が完成。Twitterで完成報告を行いました。

 「これまでにも『キタキツネ』や『エゾリス』を作ったこともあり、北海道にまつわる動物は継続して制作したいと考えていました。『エゾタヌキ』は、『おびひろ動物園』のTwitterをよく拝見していることもあり、以前より構想としてあったものです」

 手のひらにのせた「手乗りタヌキ」の作品画像について語るアルポコルコさん。キタキツネ、エゾリスに続く「北海道シリーズ」第3弾として制作されました。

つぶやきでも紹介されたキタキツネ。

前作エゾリス。2020年秋に制作しました。

 制作動機となったおびひろ動物園公式Twitterでも「エゾタヌキ」は人気者。タヌキの中でも、とりわけモフモフっとした丸みのある体格が特徴です。さらに微妙に色合いが異なる毛皮も含めて、アルポコルコさんは使用する毛糸の染色や素材の選定にこだわりました。それは同時に、頭を悩ませる部分でもあったそうです。

デフォルメされた愛らしい表情は、自身の作風を反映させたもの。

 一方で、投稿画像に写る作品は、愛らしさを感じさせる表情も印象的。これはリアルさよりも、デフォルメした可愛らしさを追求した自身の「作風」を反映させたもの。モフみの伝わるすまし顔には多くのTwitterユーザーを惹きつけることとなり、「上手く仕上がりとても気に入っています」と、アルポコルコさんも作品に手ごたえを感じています。

<記事化協力>
alpocolco(アルポコルコ)さん(Twitter:@alpoco_poco/Instagram:@alpocolco)

(向山純平)