その場にいても、1人だけ話題に加われない状態を指す慣用句「蚊帳の外」。最近では元ネタになった蚊帳を見たことがない、という人も多くなりました。

 しかし、昔のように部屋全体に吊ったりはしないものの、まだまだ蚊帳は現役。お子さんのために蚊帳を設置したけれど、サイズの都合でパパさんの布団だけが文字通り「蚊帳の外」になった画像がTwitterに投稿されました。

 この画像をツイートした心臓外科専門医の月岡祐介さんは、現在お父様の介護のため熊本へ単身赴任中。夏休みには離れて暮らすお子さんたちが熊本にやってきて、久しぶりに家族全員でゆっくり過ごすことになるのだとか。

 お子さんたちがやってくるのを前に、虫刺されから守るため、月岡さんは家族の寝室内にテント型の蚊帳を用意することを思い立ちました。購入して試しに設置してみたところ、母子3人分は蚊帳におさまったものの、サイズの都合で月岡さんの布団だけは中に入りませんでした。

 この状態を「家族の寝床を準備したのですが、僕だけ蚊帳の外みたいになりました」とツイートしたところ、あの慣用句の意味がよく分かったと話題になりました。

 ご家族の反応をうかがうと「ツイートと同内容のLINEを妻に送ったら笑っていました。子どもたちの反応はまだきていないので分かりませんが、キャンプっぽくて喜ぶのかなと思います」と話してくれました。

 蚊帳の外にされて虫刺されが気になるところですが、部屋には電気蚊取り器もあり蚊帳がなくても大丈夫だそうなので一安心。お子さんたちにとっては、蚊帳という未知の体験と慣用句「蚊帳の外」が忘れられない夏休みになりそうですね。

<記事化協力>
月岡祐介さん(@TsukiokaYusuke)

(咲村珠樹)