ツイッターに投稿された、おいしそうなスイーツがずらっと並んだ写真。さまざまなフルーツがのったタルトやショートケーキに、奥に見えるいちごがたっぷりのったウェディングケーキは、見ているだけでも幸せな気持ちになりますが……実は、これらは全てフェルトで作られたフェイクスイーツなんです!

 本物そっくり、いや本物以上に華やかなスイーツたちを制作したのは、フェルトケーキ作家として活動しているCoCoPo(ココポ)さん。「常に自分が一番ほしい(食べたい)と思うものを作っている」という作品の数々は、どれも夢のようなスイーツばかり。

CoCoPoさんが制作したスイーツたち

どれも本物以上においしそうなスイーツばかりです

 もしも本当にこんなスイーツがあったなら、どれから食べようか迷ってしまうほどの豪華絢爛ぶりですが、中でも目を引くのはやはり、いちごのウェディングケーキ。

 コンテストへの出品用に制作した作品のテーマは、「フェルトケーキで愛を表現」。総数66個からなるいちごはもちろん全てCoCoPoさんの手作りで、よく見てみると小さな種ひとつひとつもグラデーションになっているなど、細部にまでこだわりと情熱がこもった作品です。

 小さな作品であれば、4~10時間ほどで作るそうですが、このウェディングケーキ制作にかかった時間は200時間超。途中終わりが見えなくて大変だったそうですが、その甲斐もありコンテストではグランプリを受賞。過去制作した作品の中でも、特に思い入れの深い作品となりました。

コンテストでグランプリを受賞したウェディングケーキ

 自身が制作した作品たちが一堂に会した様子を、「フェルトアフタヌーンティー」と表現したCoCoPoさん。投稿には「もう見てるだけで幸せ」「いまにも甘い匂いが漂ってきそう……」といったコメントが寄せられるなど、多くの方がその甘美な世界に魅せられてしまった模様。

 インタビューの最後にフェルトケーキ作りの魅力についてたずねると、「フェルトのあたたかな素材×おいしそうなケーキという、本物のケーキでは表現できない世界を楽しめるところです」とCoCoPoさんは語っていました。

<記事化協力>
CoCoPo(ココポ)さん(@CoCoPo0_0)

(山口弘剛)