お盆と言えば、8月15日前後の旧盆をイメージする方が多いと思いますが、東京をはじめとする一部地域では新盆である7月15日を中心としており、13日にはツイッターでも盆の入りを報告する投稿が多く見られました。

 そんな中、一風変わった精霊馬を投稿したのは、漫画家の関口かんこさん。冷蔵庫にきゅうりやなすが見当たらなかったそうで、代わりにマッシュルームを使用。その結果……ふかふかのアヒル精霊馬が誕生しました!

 アヒルの精霊馬は、遊びにきていたお母さんの「今日がお盆の入りなんだって!どうしようなにも用意してないからお父さん帰ってこられないわ!」という言葉をうけ、関口さんが急遽制作したもの。

 冷蔵庫にあった大袋入りジャンボマッシュルームの白くて丸いフォルムからアヒルを連想し、つまようじをさして組み立てました。マッシュルームは関口さんの好きなアヒージョ用の材料として冷蔵庫に常備しているのだそう。

ふかふかで乗り心地が良さそうです

 もちろんただマッシュルームにつまようじをさすだけでなく、羽の部分はマッシュルームを半分にカットしていたり、ツンと上を向いたおしりも再現されていたりなど、立ち姿にこだわって制作されていることがわかります。

 ちなみに目にはしめじ、口にはとうもろこしを使用し、アヒルの顔を表現。特にピヨッっとくちばしを開いているところは、本物のアヒルにそっくりの愛らしい表情!関口さん自身も特に気に入っているポイントだそうです。

かわいいアヒルの精霊馬

 一般的には、亡くなった人が足の速いきゅうりの馬に乗ってやって来て、帰りにはゆっくりと景色を眺めながらなすの牛に乗って帰っていくとも言われる精霊馬ですが、大切にしたいのはやはりその故人を偲ぶ気持ち。

 「面白いことが大好きだった父なので、爆笑しながら乗ってきたと思っています」と関口さん。他ではなかなか見られないアヒルの精霊馬に、お父さんもきっと大喜びしていたことでしょう。

<記事化協力>
関口かんこさん(@pkb5648)

(山口弘剛)