自宅で紅茶を淹れる際に使用する、茶葉の入ったティーバッグ。普段に何気なく目にしているティーバッグが、かわいいぬいぐるみになりました。

 オーガンジー(薄手で軽い平織の布地)を使用した袋の中には、小さくてかわいい茶葉のキャラクターが。もしも本当にいたら、かわいすぎて使うのをちょっと躊躇してしまうかも。

 このティーバッグの作者は、ぬいぐるみ作家の「aska.」さん。「ヌノにイノチをあげたい。」を活動のテーマにしており、過去にも動物や食べ物など、ジャンルに捉われないさまざまなモノを、隙っ歯がトレードマークの小さなぬいぐるみに変身させてきました。

aska.さんが制作したぬいぐるみたち

 そんなaska.さんが制作したティーバッグのぬいぐるみ。構想はなんと6年も前からあったと言います。しかしながら、制作のネックとなっていたのはティーバッグの袋。なかなか良い素材が見つからず、ずっと頭の中に留まっていたアイデアでした。

 どうにか形に出来ないものかと思い悩んでいた折、ふとパッケージ用のオーガンジーの小さな袋を見て「これだ!」と閃いたaska.さん。早速生地屋さんに赴き、色んな生地の透け感や張り具合などを自分の目で見て決めたというこだわりの生地です。

 もちろん、中に透けて見える茶葉のぬいぐるみもキョトンとした表情がとってもキュート。これにはaska.さん自身も「グッとくるポイント」と、お気に入りである模様。もちろん隙っ歯も健在です。

キョトンとした顔がとってもキュート

 ツイッターに作品を投稿すると、寄せられた「いいね」の数は3万件超。「かわいすぎる!」の声のほか、「欲しい!」「どこで買えますか?」という購入希望者からの問い合わせも。

 aska.さんの普段の作品は、主にイベントや個展や通販で購入でき、今回のティーバッグのぬいぐるみも現在販売を検討中であるとのこと。ハンドメイド作品であるがゆえに数があまり作れず、抽選販売になることが多いそうなので、気になった方は今後の情報にご注目ください。

<記事化協力>
aska.|ちいさなぬいぐるみ作る人さん(@tick_n_tack)

(山口弘剛)