「#俺が作るとこうなる」というハッシュタグと共に、4枚の写真をツイッターに投稿した「バァドゥ」さん。1枚目の写真には100円ショップなどで購入可能なジョイントマットが写っています。そのまま2、3枚目を見進めてみると、こ……これは、まさか……!

 写っていたのは、徐々に組みあがっていく「エヴァンゲリオン初号機」のコスチューム衣装。4枚目の写真には、完成したコスチュームを屋外にて着用したバァドゥさんの姿が写っています。これはもはや実写版と言っても差し支えない出来栄えではないでしょうか……!

 こうした既存のアニメ作品や、オリジナルのコスプレ衣装制作を手掛けるだけでなく、自らもコスプレイヤーとして活動しているバァドゥさん。今回投稿した「エヴァンゲリオン初号機」の衣装は、1か月ほどの期間をかけ完成させたものです。

 実は軽量かつ加工のしやすいジョイントマットは、コスプレ衣装制作ではよく用いられる素材。しかし、制作中の写真からもわかるように、エヴァンゲリオンならではのエッジの効いたシルエットを見事に再現出来ているのは、バァドゥさんの高い制作技術があってこそ。

エッジの効いたシルエットを完全再現

 加えて、バァドゥさんは学生時代からエヴァンゲリオンの大ファン。全体ではもちろん一目で初号機と分かりますが、頭部や足回りなどに原作にはない細かいディテールを追加し、より兵器らしい見栄えに仕上げています。

細かいディテールを付け加えるなどバァドゥさんのアレンジも

 また、エヴァンゲリオンと言えば、人間らしい猫背のようなプロポーションが特徴ですが、これは頭部のパーツをおでこに装着する形で再現。バァドゥさんの原作への愛とこだわりが細部にまで行き届いた、渾身の作品となっています。

ジョイントマットとは思えない出来栄え

 まさかジョイントマットで出来ているとは、まさか中に人が入っているとは、と何度も驚かされてしまう本作には、その完成度に対する称賛の声が多数。誰もが「信じられない」といった様子で、次々にコメントを寄せています。

<記事化協力>
バァドゥさん(@11Vadu)

(山口弘剛)