サイズアウトしてもう着られなくなったベビー服をつなぎ合わせると、素敵なソファ用掛け布になりました。色とりどりの生地や、さまざまな柄の入った大判のパッチワーク作品は、見ているだけでも楽しい気持ちになります。

 ママパパにとって、子どもが赤ちゃんの時に使っていたものはとても思い出深いもの。捨てるに捨てられず、保管している方も多いと思いますが、こんな素晴らしい作品に生まれ変わるとは驚きです。

 作品を披露したのはツイッターユーザーかとさん(@kadato144)。パッチワーク作品を制作したのはかとさんの義理の母(以下、義母さん)で、かとさん曰く、その腕前は「プロ並み」。これまでも息子さんのスタイやズボン、ポシェットなど、数えきれないほどのものを作ってくれたそうです。

 かとさんもやはり、思い入れのある子ども服を捨てられずにいた模様。それらを何かに活用できないか、どうにかして身近に置いておけないかを息子さん0歳の頃に考えていたところ、パッチワークはどうだろう?と閃きました。そこで、裁縫が得意な義母さんに当時相談。もちろん快諾を得ていたのです。

 そうして息子さんが3歳の誕生日を迎えた今年の1月ごろ、服を渡して作ってもらいました。

子ども服がとてもかわいいソファカバーに大変身

 使われた服の数はおよそ50~60着。大きさは約150cm×160cmというビッグサイズですが、これがかとさん宅のソファにぴったり。また、子ども服を使用しているため、触り心地も抜群。単につなぎ合わせただけでなく、縁取りもされているなどデザインにも義母さんのこだわりが詰まっています。

 まさに、世界に一つしかない、かとさん宅のためのオリジナルソファ掛け布。かとさんはもちろん、息子さんも「これは○○にきていったふくだね」「あかちゃんのころにきてたふくだね」と、一つ一つを指差して喜んでいるとのこと。この様子を義母さんもきっと、うれしく感じていることでしょう。

 服を捨てるのがもったいなくてリメイクしてもらったソファ掛け布ですが、あまりの出来栄えに今度は「汚すのがもったいなくて、まだ使えてないんです」と、明かしてくれたかとさん。現在は畳んで置いているのだそうです。

 それほどまでに思い出深い作品となった、義母さん手作りのパッチワーク。今までもこれからも、たくさんの思い出を紡いでいってくれることでしょう。

<記事化協力>
かとさん(@kadato144)

(山口弘剛)