パソコンのキーボードに突如こたつが出現!?デスクワーク中でも思わずほっこりしてしまう、面白アイデアグッズがツイッターで大きな注目を集めています。

 キーボードの左上に位置する「ESC(エスケープ)」キーに取り付けられた「こたつのキーキャップ」は存在感抜群。進行中の作業を取り消したり、処理をキャンセルしたいときに押して使うESCキーですが、こたつに入ってリラックスするつもりでつい、ポンと押したくなってしまいます。

 「こたつのキーキャップ」を制作したのは、過去にも「お好み焼きの鉛筆削り」をはじめとする、数々のユニークなアイデア作品を生み出している、クリエイターのミチルさん(@mitiruxxx)。

 パソコンのキーボードを見ていた時、キーの四角錐台のような形から「こたつ」を連想したと言います。言われてみれば、たしかにその通りではありますが……普通に使っているだけではまず思いつかないであろう、着眼点には驚かされます。

 これまでに発表した作品は、CGで制作したものが主でしたが、今回の「こたつのキーキャップ」は、実際にミチルさんが作ってみたものとのこと。敢えてESCキーに配置したのは、やはり「こたつに逃げたい」という気持ちから。

 作業中、こたつにエスケープしたくなるのはきっと誰もが考える事ですよね。そんな気持ちを具現化したアイテムは、木製の天板や、小花柄のこたつ布団など、細部へのこだわりも満載となっています。

天板やこたつ布団の柄にもこだわりが

 12万件もの「いいね」が付くなど、込められた思いに多くの共感を集めた作品には、「これはどこで買えますか?」「やばい、欲しすぎる」と、多くの商品化を求める声が寄せられています。

 今のところ商品化には至っていないものの、「欲しいと言っていただける方がいるため、企業の目にとまれば商品化に結び付けたい気持ちがあります」とミチルさん。

 ESCキーとしての役割はもちろんのこと、作業に詰まってしまった時などにふと、この「こたつのキーキャップ」を眺めれば、何かいいアイデアが降りてくるきっかけになるかもしれませんね。

<記事化協力>
ミチルさん(@mitiruxxx)

(山口弘剛)