「敵、発見にゃ!」というつぶやきと共にツイッターに投稿された写真に写っているのはマンチカンのゆきちゃん。

 ダンボールで作られた戦車のハッチから半分だけ顔を出すゆきちゃんが見せたなんともかわいらしい姿が、写真を見た多くの方のハートを撃ち抜いています。この様子、まさに猫戦車。パンツァー・フォー!

 好奇心旺盛ながらビビりな性格というゆきちゃんは、普段から爪とぎやお昼寝の際にこのダンボール戦車を利用。追いかけっこの時も戦車内に逃げ込むなど、安心できるスペースになっている模様です。

 それにしても素晴らしい出来栄えのダンボール戦車ですが、実は飼い主さんの手作り。一昨年のゴールデンウィークにコロナ禍で出かけられない中、ネットで作っている人がいたのを見て真似したものなのだそう。

戦車に乗り込む姿はなんともさまになっていますね

 過去にダンボール工作を行った経験はなかったそうですが、車体やキャタピラの細かいディテールに加え、戦車砲も取り付けられているなど本格的な仕様。随所にこだわりが見られます。

 制作からもうすぐ2年が経過し、今ではすっかり歴戦の戦車のような見た目になっていますが、ダメージを受けている箇所も良い味が出ています。当時と比較してゆきちゃんも大きくなり、時々お腹が引っかかることもあるのだとか。

傷だらけの戦車はなんとも味があります

 なんともかわいいゆきちゃんの猫戦車には「逃げられる気がしない!」「これは攻撃できない……」と多くの方がそのかわいさに降伏宣言。ついた「いいね」の数は2万件を超えるなど大きな注目が寄せられました。

 「爪を研いだり上に乗っかったりして今はもうだいぶボロボロ(主砲も下を向いてしまってる)ですが、気に入って遊んでくれてうれしいです」と飼い主さん。いつか戦車が大破してしまうその日まで、末永く遊んでほしいものですね。

<記事化協力>
ゆきちゃんさん(@yuki15channel)

(山口弘剛)