仕事をしているとき、ついど忘れして思い出せなくなる紙の大きさや単位、西暦と年号の換算。スマホを取り出して、調べたりする人もいるかもしれません。

 覚えておけばいいんだけど、つい忘れがちになるビジネス上で便利なことを、1枚の画像にまとめた「仕事する時に見るやつ」を、様々な創作物を作っている倉戸みとさんがTwitterに投稿しました。

 倉戸さんは「日常で使える中二病を貴方へ」をコンセプトに、立体造形やイラスト、本などの創作活動をしています。今回、Twitterに投稿した「仕事するときに見るやつ」は、ご自分でも忘れてしまいがちなビジネス上のあれこれ(経験則)を備忘録的にまとめてみたんだとか。

「仕事するときに見るやつ」各項目の解説(倉戸みとさん提供)

 たとえば、西暦と年号の換算。民間企業では西暦表記が定着してきていますが、官公庁への申請書類などは年号による表記が求められることも。

 昭和との換算では、西暦の下2桁から「25」をマイナス。平成の場合は1999年までは「88」をマイナス、2000年以降は「12」をプラスすると年が分かります。これから使う機会の多くなる令和では「18」をマイナスすると年を換算することができます。

 パソコンで書類を作成する際、文字のサイズは「ポイント(pt)」で示されますが、印刷した時どのくらいの大きさか思い浮かべにくいのも事実。1ptは約0.35mmなので、1cm角だと約29pt、2cm角だと約57pt、5cm角では約143ポイントに相当すると覚えておきましょう。

 表計算ソフトで、セルの位置を特定する「行」と「列」。セルの横の並びが「行」、縦の並びが「列」ですが、行は縦に増えていき、列は横に増えていくので「行を挿入」や「列を挿入」といった作業で混乱することも。

「行」と「列」の関係(倉戸みとさん提供)

 スクリーンショットを撮ったり、アプリの強制終了を呼び出すWindowsとMacのショートカットも。覚えておくと、いざという時に役立ちます。

 このほかにも、残業手当など割増賃金を計算する際の加算倍率や、コピーする際に用紙サイズの見当をつける換算図など、覚えておくと便利だけど忘れがちな要素が色々。個人的には、封筒のサイズと入る用紙の換算表も欲しくなってしまいました。

 倉戸さんはオフィスで参照しやすいよう、この「仕事するとき見るやつ」をデザインしたマグカップやサーモタンブラー、スマホケースを作ったとブログ「黒の錬金術学会」で報告。ECサイト「SUZURI」にて販売しているそうです。

<記事化協力>
倉戸みとさん(@mitragyna)

(咲村珠樹)