疲れ切って心ここにあらずといった表情をして、こちらを見つめているのは柴犬のこじろうくん。普段はあまりキャッキャしたりしない温厚なタイプとのこと。にもかかわらず、この疲弊しきった感じ……。いったい何があったのでしょうか。

 飼い主さんが「遊ぶ体力と気力が残っていない犬」とTwitterに投稿した写真には、足元にあるぬいぐるみのおもちゃにまったく興味を示さず、魂が抜けたような表情でこちらを見つめるこじろうくんの姿が写っていました。

 飼い主さんによると、この日は午前中に2時間半、夕方に1時間、合わせて3時間半も大好きな「クン活」(道端の花や電柱などをクンクン嗅ぐこと)をしながら歩き回ったのだとか。それだけ歩けば、たしかにこうなりますね。思わず納得してしまいました。ちなみに飼い主さんの万歩計は、1万2000歩を超えていたそうです。

 こんなにお散歩をすることには理由があり、飼い主さんがリモート勤務ではなくなり、平日にのんびり散歩させてあげられなくなってしまったから。そのせいか、お散歩が大好きなこじろうくんは物足りない様子を見せていたので、最近は土日にたくさん歩くようにしたとのこと。

 「たくさん歩いた日の夜は、わかりやすくクタクタになります」と飼い主さん。今回もおもちゃ箱をひっくり返したのに突然スイッチがオフになり、動きが止まってしまったのだとか。話しかけても無反応で、完全に燃えつきてしまったみたいです。本当にわかりやすいですね。

 そんな愛犬の突然の虚無モードに、飼い主さんも笑ってしまったそうです。この投稿には1万件を超えるいいねが付き、「立ちながら眠ってしまいそうな雰囲気」「やりきった男」「お顔が溶けかかっています」などのコメントが寄せられ、みなさんこじろうくんの虚無モードを楽しんでいるようです。

<記事化協力>
T.Katsumiさん(@ChinaObachan517)

(佐藤圭亮)