週刊少年ジャンプで連載中の漫画「呪術廻戦」。作中に登場する特級呪物「両面宿儺(りょうめんすくな)の指」を、和菓子職人の三宅正晃さんが和菓子で再現。そのクオリティーの高さに「感動しました」「凄すぎます」などの声が寄せられ、絶賛されています。

 「呪術廻戦が好きすぎて和菓子で作った両面宿儺の指です」とTwitterに投稿した写真には、「本当に和菓子!?」と疑ってしまうくらい原作そっくりの「両面宿儺の指」が紹介されています。これは……すごい再現度……!

 しかし、以前これをInstagramに投稿したら、「気持ち悪い」とフォロワーが一晩で300人くらい減ってしまったそうです。これには三宅さんも「さすがは特級呪物」と驚きを隠せない様子。ただ逆に言うと、それぐらいリアルに再現していたということではないでしょうか。

 三宅さんによると、基本的には練り切りで出来ており、中にこし餡が入っているそうです。さらに造形は手技のみで仕上げていて、爪の光沢には寒天を使っているとのこと。指の断面の部分は一つ一つ地道に作ったので時間がかかってしまったそう。それでも「色合いや雰囲気などは原作通りに仕上げることができた」と話していました。

 「指のシワなどの細かいところが雑かなと思います」と、まだまだ納得していない様子の三宅さん。「次回作る時があれば、ディテールを丁寧に仕上げたいです」と語っています。こうなったら20本作ってほしいですね。

 ちなみに、三宅さんは栃木県真岡市で「御菓子司 紅谷三宅」を営んでいますが、今回の作品は和菓子作りの技術研究を兼ねたファンアート。個人的に作ったものなので、販売などは一切行われません。

<記事化協力>
御菓子司 紅谷三宅 店主:三宅正晃さん(@beniyamiyake)

(佐藤圭亮)