雲が綿あめに見えたり、犬の背中がパンに見えたり、普段何気なく目にしているものが食べ物に見えてしまった経験は誰にでもあると思います。

 こうした錯覚を利用したおもしろ作品がツイッターで大きな話題を呼んでいます。その名も「お好み焼きの鉛筆削り」。鉛筆の削りカスをお好み焼きに欠かせない鰹節に見立てるとは何ともユーモアたっぷりのアイデア。言われてみれば確かに似ています……!

 制作者のミチルさん(@mitiruxxx)はこうしたユニークな作品のアイデアを生み出すクリエイターとして活動しており、過去にも多くの言葉遊びや錯覚を利用した独創的なアイテムを多数発表しています。中には企業の目にとまり、実際に商品化されたアイデアも。

 今回の「お好み焼きの鉛筆削り」も実はCGで描かれたもの。まだ現実にはないアイテムですが、今回の投稿には48万件も「いいね」されるなど、大きな関心が寄せられています。コメント欄には実際に「欲しい!」「売ってたら買いたい」と商品化を求める声も。

本物そっくりなお好み焼き型鉛筆削り

目の付け所が面白いアイデアです

 ミチルさんは普段から生活の中でのささいな気づきや思いついたことを、何でもスマホのメモに残すことを習慣にしており、アイデアの引き出しとして活用しているのだそう。

 今回のアイデアは先日お好み焼き屋の前を通りかかった際、鉛筆削りの削りカスが鰹節に似ていることをメモしており、それを思い出してCGで形にしてみたのだそう。お好み焼き屋さんの前を通りかかったら私なら「おいしそ~」で終わってしまいそうなので、目の付け所が一味違います。

 まだ発表したばかりの段階のため、今のところ商品化の予定はないとしながらも、「企業の目にとまって商品化に結び付けたい気持ちがあります」と前向きな心境を明かしてくれました。

 もしも本当に商品化されたら、楽しくてつい鉛筆を削り過ぎてしまいそう。今後の動向にも注目が集まりそうです。

<記事化協力>
ミチルさん(@mitiruxxx)

(山口弘剛)